株式会社knewitは、デリバリー業務に特化した自律AIエージェントサービス「ニューイットエージェント」の提供を開始しました。
人間が「承認」するだけで業務が完遂する「ニューイットエージェント」の仕組み
「ニューイットエージェント」は、受注・デリバリー・配送・カルテなどのモジュールサービス群と、現場を知り尽くしたBPOチームを、AIの自律判断・実行エンジンに統合したサービスです。デリバリー業務の一気通貫自動化を実現しました。
利用時にユーザーが行うのは、AIエージェントが提案する実行計画(例:「この納期で調整し、受注伝票を作成してよいですか?」)を確認し、「承認」をクリックするだけです。システムへのデータ入力から関係者への連絡、書類の送付まで、AIが自律的に動き出し、実務完遂まで支援します。(AIで自律駆動できない範囲についてはBPO依頼で対応します。)
開発の背景には、物流・サプライチェーンの現場が抱える課題がありました。複雑な業務ロジック、複数のITツール、そして根強く残るアナログ作業が混在しており、これらがDXを阻む大きな壁となっていました。株式会社knewitは「情報を整理するだけのAI」ではなく、「現場の仕事を終わらせるAI」が必要であるという考えのもとで開発に臨みました。
ニューイットエージェントを構成する3層の特徴
本サービスは、以下の3層を組み合わせることで企業のデリバリー業務をフルオートメーション化する設計です。
- お客様独自のAIエージェントの開発と自律実行
- ニューイット・モジュールサービス群との自動連携
- 「非システム領域」を完結させる周辺業務のBPO
1つ目の層では、受注処理、納期調整、書類作成など、企業ごとに異なる複雑な業務フローを学習した独自AIエージェントを構築します。AIが自律的に状況を判断し、最適な処理プロセスを組み立てて実行案を提示する仕組みです。2つ目の層では、受注やデリバリー、配送、カルテの各モジュールとAIが連携し、人間に代わってSaaSを操作します。データの転記やステータス更新を自動で行い、既存のニューイット・ソリューションを活用中のユーザーはさらなる省力化が可能です。
3つ目の層では、「電話対応」「チャットツール等での個別連絡」「紙帳票の処理」といったアナログ業務を専門チームが代行します。デジタルとアナログの隙間を埋め、業務の"中座"をゼロにする設計です。
ニューイットエージェントの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社knewit |
| 代表取締役 | 小川直哉氏 |
| サービス名 | ニューイットエージェント |
| サービスカテゴリ | AI×BPOのハイブリッド型 自立AIエージェントサービス |
| 対応業務領域 | デリバリー業務(受注・デリバリー・配送・カルテ等のモジュールサービス群と連携) |
| 提供形態 | AI×BPOのハイブリッド型 |
| 構成 | 3層(独自AIエージェント/モジュール連携/BPO) |
| 設立 | 2022年2月 |
| 資本金 | 7,551万円(2024年7月末時点) |
| 所在地 | 東京都千代田区麹町2-10−3 エキスパートオフィス麹町 507号 |
| サービスサイト | https://knewit.jp/ |
trends編集部の一言
「人が承認するだけで業務が完遂する」という設計は、AIエージェントの実用化において1つの重要な到達点を示しています。物流・サプライチェーン領域では、複数ツールをまたぐ承認フローや担当者不在で止まるアナログ業務が長年の課題として語られてきました。
業界全体としては、AIが自律駆動できない範囲をBPOで補完する「AI×BPOのハイブリッド型」の発想は、同種のサービス開発においても注目される方向性です。AIだけで全てを完結させるのではなく、電話対応や紙帳票処理といったアナログ業務を専門チームがカバーする構成は、物流DX領域の動向としても実務根拠のある設計として捉えられます。生成AIの活用が広がる中で、「AIに任せる範囲」と「人・BPOが担う範囲」を明確に切り分ける考え方は、同種のサービス開発や業界全体においても一つの重要な潮流となっています。
References
- ^ PR TIMES. 「「人が承認するだけで、業務が完遂する」デリバリー業務に特化した自律AIエージェント『ニューイットエージェント』提供開始 | 株式会社knewitのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000112491.html, (参照 26-05-23).
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