株式会社mentoは、マネジメントサクセスプラットフォーム「mentoマネジメントAI」をパーソルクロステクノロジー株式会社へ提供開始しました。
mentoマネジメントAI導入の背景とパーソルクロステクノロジーの課題
パーソルクロステクノロジー株式会社は、ものづくり・IT領域における技術支援を手がけ、2023年1月の3社合併以降、急成長を続けてきました。mentoマネジメントAIリリースの背景には、同社ITエンジニアリング本部が抱える構造的な課題があります。
エンジニアの多くが客先常駐型のSES就業形態で働いており、1,600名規模のチームを少数のマネージャーでフォローするスパンオブコントロールの問題は深刻でした。
こうした状況を受け、マネージャーの増員とスパンオブコントロールの適正化に取り組んできました。3ヶ月に1度の定期面談の仕組み化や業務報告のスコア化によるアラート検知などの施策を積み重ねた結果、エンゲージメントは向上しています。
しかし、定期的な1on1の実施には一定の限界もあり、ラストワンマイルの現場支援にはなお課題が残る状況です。今回の導入では、AIがメンバーと週次で対話し、状態変化を把握・整理してマネージャーに届けることで、1on1の対話の質を底上げする狙いがあります。
ITエンジニアリング本部でのスモールスタートを経て、営業組織・バックオフィス・ものづくり部門を含む全社への展開を見据えています。
mentoマネジメントAIに関するパーソルクロステクノロジーのコメント
ITエンジニアリング本部 本部長 大久保 直樹氏は、「スパンオブコントロールの課題は、人を増やしても完全には解決しません」と語りました。必要なのは「人を増やすこと」ではなく、現場を直接支援する「ラストワンマイル」の解決策であり、マネジメントAIがデータを解釈してマネジメントのアクションの示唆まで与えてくれることが導入の決め手になったとのことです。
事業推進本部 コミュニケーション推進部 部長 山際 一朝氏は、「AIがいるからこそ、人では気付きにくい情報まで把握できます」と述べました。信頼関係を築くのはあくまで人ですが、マネジメントAIは、そのきっかけを広げる存在です。メンバーのことをより深く知ったうえで1on1に臨むことで会話の質も向上したと評価しています。
mentoマネジメントAIの機能と提供概要
「mentoマネジメントAI」は、AI時代の新しいチームマネジメントを実現するサービスです。AIコーチが、メンバーとの対話を通して本音を引き出しながら、内省と行動を支援します。
管理職は、AIウィークリーレポートをもとに、メンバーの本音と変化を見落とさずチームマネジメントの課題を早期に発見し、具体的な打ち手を検討できるようになります。
同サービスがチーム運営のプラットフォームになることで、管理職とメンバーの相互作用が起こり、主な変化は次の3段階で生まれます。
- メンバーの習慣の変化:AIコーチとの対話で振り返りの習慣化と自律的行動を促進
- 管理職とメンバーの関係性の変化:AIウィークリーレポートによる課題の早期発見とリソース配分の最適化
- チームの結果の変化:エンゲージメント改善を起点とした業績・成果の向上
「習慣→関係性→結果」の順でマネジメントが変化するこの設計は、組織全体のマネジメント生産性の向上を目指したものです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社mento |
| 代表取締役 | 木村 憲仁 |
| 所在地 | 東京都港区三田3-9-11 日本生命三田ビル2階 |
| 設立 | 2018年2月 |
| サービス名 | mentoマネジメントAI |
| カテゴリ | マネジメントサクセスプラットフォーム |
| 導入先 | パーソルクロステクノロジー株式会社 ITエンジニアリング本部 |
| 主な機能 | AIコーチによる週次対話・本音把握 AIウィークリーレポートによる状態変化の可視化 マネジメントアクションの示唆提供 |
| 導入事例 | https://www.mento.jp/case/persol-xtech02 |
trends編集部の一言
1,600名を超えるエンジニアを少数のマネージャーでフォローするという構造は、SES業態を持つIT企業に共通する課題です。マーケティング業界においても、リモートワークが定着した環境でチームメンバーのコンディション把握が難化しているという課題は業界横断で指摘されており、この傾向は業種を問わず広がっています。
大久保 直樹氏のコメントにある「人を増やしてもマネジメントの質のばらつきが生まれる」という指摘は、業界を問わず多くのマネージャーが直面するジレンマを端的に表しています。AIが週次でメンバーの状態変化を把握し、マネージャーに示唆を届ける設計は、1on1の頻度を増やすことなく対話の質を底上げするアプローチとして、組織開発の新しい選択肢として注目されます。
「習慣→関係性→結果」という段階設計にも注目が集まっています。生成AIを業務に導入する際、短期的な効率化だけではなく組織内の関係性や文化の変容まで設計に含めた事例は、まだ多くありません。マーケティング組織を含む知識労働領域においても、組織設計への応用可能性が議論されそうな発表です。
References
- ^ PR TIMES. 「mentoマネジメントAI、パーソルクロステクノロジー株式会社へ提供開始 | 株式会社mentoのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000048788.html, (参照 26-05-22).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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