ボンギンカン株式会社が自治体向け「MARIA AI電話」を開始し24時間対応を実現
公開:
ボンギンカン株式会社は、2026年5月19日、自治体向けAI電話サービス「MARIA AI電話」の導入支援パッケージの提供を開始しました。
MARIA AI電話が解決を目指す自治体窓口の電話対応課題
自治体窓口では、住民からの問い合わせ電話が職員の大きな業務負担となっています。税務や戸籍、子育て支援など問い合わせが集中する時期には、本来業務が圧迫されるケースも少なくありません。
受付時間外の問い合わせや同じ内容への繰り返し対応も、人的コストと精神的負荷の面で課題となっています。近年は、自治体DX推進が進む一方で、「オンライン申請だけでは、解決できない住民対応」や「電話窓口を完全にはなくせない現場課題」も浮き彫りになりました。「MARIA AI電話」は、こうした自治体現場の課題解決を支援するために開発されました。
MARIA AI電話の主な機能と導入用途
「MARIA AI電話」の主な特徴は、住民がプッシュ操作を行うことなく自然な会話で問い合わせができる点にあります。AIが24時間365日、自動で一次対応を実施し、FAQや各種手続き案内などの日常的な問い合わせ対応を効率化します。
複雑な相談内容については、会話内容を要約した上で担当部署へ引き継ぐ仕組みを備えており、一次対応の自動化と有人対応へのスムーズな連携を両立しています。通話ログの保存・分析による継続改善にも対応しており、自治体ごとの運用に合わせたカスタマイズも可能です。
活用できる問い合わせ分野は、以下の通りです。
- 住民票・税金に関する案内
- 予防接種・ワクチン関連の問い合わせ
- 施設予約・防災案内
- 給付金・子育て支援に関する手続き案内
住民が日常的に自治体窓口へ問い合わせる幅広いテーマをカバーしており、日常的な問い合わせの一次対応を自動で行います。
MARIA AI電話 導入支援パッケージ概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | MARIA AI電話 |
| 提供開始日 | 2026年5月19日 |
| 提供元 | ボンギンカン株式会社 |
| 対象 | 自治体 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| サポート範囲 | 導入設計から運用支援まで一括対応 |
| 導入実績 | 栃木県那須町での導入実績をはじめとする自治体導入知見 |
| 公式サイト | https://call.bonginkan.com/ |
trends編集部の一言
「24時間365日対応」という数字は明快ですが、それ以上に注目したいのは「繰り返し対応の削減」という課題設定です。自治体DX領域では、チャットボットやオンライン申請の整備が進む一方で、電話という非デジタルな接点での問い合わせ対応はなかなか削減が進まないという傾向が広く見られます。
同種のAI窓口サービスでは、FAQ対応の自動化にとどまるケースが多い中、会話内容を要約して担当部署へ引き継ぐ仕組みを備えた点は、業界全体の住民接点モデルの転換を示す動きとして注目されます。栃木県那須町での導入実績をもとにしたパッケージという点は、自治体DX領域において実導入実績を伴うサービスへの関心が高まりやすいという傾向とも重なります。
「電話をなくせない」という現場の制約に正面から向き合う設計は、今後の住民接点モデルを考える上で注目しておく価値があるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「自治体の電話対応負担をAIで軽減 「MARIA AI電話」自治体向け導入支援パッケージを開始 | ボンギンカン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000152394.html, (参照 26-05-21).




