株式会社KANA-L HOLDINGSは、AI映像クリエイター宮城明弘氏が主宰するAI映像専門スタジオ「AI studio MiYaGi」の本格始動を発表しました。
AI studio MiYaGiが推進する映像制作のコンセプト
AI studio MiYaGiの設立背景には、従来の映像制作における予算や期間の課題があります。代表の宮城明弘氏は10年以上にわたる映像プロデューサーとしてのキャリアを経てAIクリエイターへ転身し、読売テレビ・日本テレビなど在京キー局との協働実績を持ち、国内外で高い評価を受けている人物です。
「AI studio MiYaGi」は「Imaging the Beyond of Imagination」をコンセプトに掲げ、実写では表現できない変容や時間、重力を超えた映像世界の創出を使命としています。ライセンス・マーチャンダイジング・海外販売を組み合わせることによって、収益性と継続性の高いAI映像ビジネスモデルを構築する方針です。
宮城明弘氏は、AIを「脚本家・プロデューサーが持つ構想力を最大限に引き出す道具」と位置づけています。優れたストーリーと最先端のAI映像技術を掛け合わせることで、これまで予算や技術、制作期間の壁に阻まれてきた作品を実現可能にするとしています。
AI studio MiYaGiの主要実績と受賞歴
宮城明弘氏とAI studio MiYaGiは、国内外で複数の実績を積み上げてきました。主な実績は以下の通りです。
- 2024年8月:AOI PRO.主催「AI動画コンテスト」クリエイティブ部門 優秀賞受賞(作品名「Zombie Rock」)
- 2025年4月:フランスAIプラットフォーム「Shaike.ai」認定作家入り(日本人初の「SHAIKER」メンバー選出)
- 2025年9月:読売テレビ・DMMショートで全編生成AI映像ドラマ『サヨナラ港区』を配信開始(主要制作担当)
- 2026年1月:実写×生成AI融合作品『TOKYO 巫女忍者』(日本テレビ)を発表
- 2026年4月:映像情報メディア学会 技術振興賞コンテンツ技術賞受賞(ytvメディアデザインとの共同受賞)
現在は、日本テレビGP帯連続ドラマ『月夜行路 -答えは名作の中に-』とフジテレビ連続ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』にAIクリエイティブディレクターとして参加しています。こうした実績を通じ、放送局や配信プラットフォーム、海外プロダクションとのネットワークが蓄積されており、新規オリジナルIPの立ち上げからグローバル展開まで一気通貫で推進できる事業基盤が整いつつあります。
KANA-L HOLDINGSとの資本関係と今後の投資検討
AI studio MiYaGiは、総合エンターテインメント企業グループKANA-L HOLDINGSの資本的・事業的サポートのもとで運営されます。KANA-L HOLDINGSの傘下には株式会社TRUSTARや株式会社METEORA、株式会社KANA-LAGENT、Tlup株式会社などが含まれており、グループ全体で「AIアイドル」「AIアーティスト」「AI YouTuber」の三本柱からなるAIコンテンツ戦略を推進してきました。AI studio MiYaGiは、その映像制作機能を担うコアスタジオとして位置づけられているのです。
KANA-L HOLDINGSはIPOを視野に入れた成長戦略を展開中です。中期事業計画では、今後数年間で総額十億円規模の投資・資本提携を段階的に検討するとしています。具体的なスキームや規模の詳細については、関係者との協議を踏まえて適切なタイミングで別途開示される予定です。
才津博明氏(株式会社KANA-L HOLDINGS代表取締役)は、「AI studio MiYaGiのオープンは、KANA-L GROUPが掲げる『AIコンテンツ三本柱』戦略の中核を担うものです」と述べており、在京キー局との取り組みを通じてグループ全体の映像IP価値を高める方針を示しています。
AI studio MiYaGi概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| スタジオ名 | AI studio MiYaGi |
| カテゴリ | AI映像専門スタジオ |
| スタジオ代表 | 宮城明弘氏 |
| サポート企業 | 株式会社KANA-L HOLDINGS |
| KANA-L HOLDINGS代表取締役 | 才津博明氏 |
| コンセプト | Imaging the Beyond of Imagination |
| 対象領域 | CMやドラマ、映画、MV等あらゆる映像領域 |
| 投資検討 | 今後数年間で総額十億円規模の投資・資本提携を段階的に検討 |
| 公式サイト | https://studio-miyagi.com/ |
trends編集部の一言
「10年以上の映像プロデューサー経験を持つクリエイターがAI技術へ転身し、在京キー局での実績を積み上げた」という経歴の蓄積は、業種を超えて注目に値するものです。生成AI映像の技術が「一部の先端クリエイター」から「実際のゴールデンタイムドラマ」へと適用範囲を広げている点は、業界全体としてコンテンツ制作の構造が変わりつつあることを示す動きと捉えられます。
「IPホルダー×脚本家×AI映像」という組み合わせは、マーケティング業界の文脈に置き換えると「ブランド資産×ストーリー×AI制作」に近い発想です。予算規模に関わらず、映像表現の幅が広がる可能性は、今後のマーケティング施策における映像制作の選択肢として業界全体でも注目される動向と言えるでしょう。
References
- ^ PR TIMES. 「AI映像専門IP創出スタジオ「AIstudio MiYaGi」始動 | 株式会社KANA-L HOLDINGSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000149265.html, (参照 26-06-05).
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