LexisNexis Intellectual Property Solutionsは2026年5月14日(木)、LexisNexis® PatentSight+ にAIアシスタント「Protégé(プロテジェ)」を搭載したことを発表しました。
PatentSight+のProtégéによる自然言語特許分析
AIアシスタント「Protégé(プロテジェ)」は、複雑な検索条件やフィルター設定を必要とせず、「EV市場で競争優位を持つ企業は?」「どの技術領域が成長しているか?」といった自然な問いを入力するだけで、信頼性の高い分析結果を取得できます。数千万件に及ぶ標準化・検証済みの特許データを基盤としており、関連性が高く実用的なビジネスインサイトを提供する設計です。
Protégé(プロテジェ)は、分析プロセスや推論過程を可視化し、検索内容や分析ステップを透明性高く提示する設計となっています。AIによる分析結果の理解・検証を支援する仕組みであり、特許専門家だけではなく、経営層や事業部門が、データを活用する場面での利用も想定されました。
知財ソリューションズ部門のCEOであるアンドリュー・マトゥク氏は、次のように述べています。
「Protégé は、複雑な特許分析をシンプルな質問へ置き換えることによって、企業の意思決定のあり方を変革します。特許専門家だけではなく、経営層や事業部門を含むより多くの人が、特許データを戦略的に活用できる環境が整いました。」
PatentSight+のProtégéがもたらす主な価値
Protégé(プロテジェ)の搭載によって、企業が実現できる主な価値は以下の通りです。
- ビジネス上の問いを即座に構造化された分析へ変換
- 競争環境や成長領域の迅速な把握と戦略立案の支援
- 知財データを経営判断に活かすインサイトの提供
- 分析プロセスの透明化によるAI結果の理解・検証支援
- 知財部門にとどまらず経営層・事業部門への活用を拡大
Protégé(プロテジェ)は現在、PatentSight+の既存顧客向け追加機能として、また新規契約向け標準機能として提供されています。なお、2026年6月10日(水)には本機能を紹介するオンラインウェビナーの開催が予定されており、実際の画面デモを交えながら機能や特長が紹介される予定です。
AIアシスタント「Protégé(プロテジェ)」の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | LexisNexis Intellectual Property Solutions(レクシスネクシス・ジャパン株式会社 知財ソリューションズ部門) |
| 対象サービス | LexisNexis® PatentSight+ |
| 機能名 | AIアシスタント「Protégé(プロテジェ)」 |
| 発表日 | 2026年5月14日(木) |
| 提供形態 | 既存顧客向け追加機能・新規契約向け標準機能 |
| データ基盤 | 数千万件の標準化・検証済み特許データ |
| 主な機能 | 自然言語による特許分析・インサイト生成 分析プロセス・推論過程の可視化 競争環境・成長領域の把握支援 |
| 所在地 | 東京都中央区 |
| 代表者 | パスカル・ロズィエ氏 |
trends編集部の一言
数千万件の標準化・検証済み特許データを自然言語の問いで引き出せる仕組みは、これまで特許専門家に閉じていた分析プロセスを経営層・事業部門へ広げるという点で、知財業界における情報民主化の一例として読み取れます。業界全体としては、専門ツールの操作習熟を前提とせずビジネス上の問いをそのまま入力するだけで構造化された分析が得られる設計への転換が広がっており、MA運用やデータ分析ツールで同様の課題を抱えるマーケティング業界の動向とも重なる流れです。
分析プロセスや推論過程を可視化し、AIによる結果の理解・検証を支援する透明性の担保は、意思決定の根拠として活用するうえで欠かせない要素です。「専門家だけが扱うツール」から「経営判断の場で使えるインフラ」への転換は、BtoB領域のデータ活用ツール全般に共通する潮流として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「レクシスネクシス、LexisNexis PatentSight+ に AIアシスタント「Protégé(プロテジェ)」を搭載 | レクシスネクシス・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000124984.html, (参照 26-05-15).
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