【時間がない人向け】記事の3行要約
- 株式会社obnizとNEST LAB.が共同でIoT教育カリキュラムを開発
- 小中学生向けオンライン研究スクール「NEST LAB.」でobniz Boardが教材として採用
- obniz Boardの扱いやすさと拡張性の高さが教育分野に貢献
NEST LAB.とobnizがタッグを組みIoT教育カリキュラムを共同開発
小中学生向けオンライン研究スクールを展開するNEST LAB.が、IoT開発ボードのobniz Boardを教材に採用し、両社の連携により新しいIoT教育カリキュラムが誕生した。NEST LAB.の「ロボットAIテクノロジー専攻」マスターコースにおいて、2024年4月よりobniz Boardを活用した実践的な学習プログラムがスタートしている。[1]
obniz Boardは、初めてのIoT工作に最適な開発ボードとして、教育現場でも注目を集めている。Wi-Fi接続やセンサー類の直接接続など、手軽に使えるハードウェア機能と、ブロックプログラミングからJavaScriptまで幅広く対応したソフトウェア環境を兼ね備えている点が、NEST LAB.の講師陣から高く評価されている。
obniz BoardとNEST LAB.のノウハウを融合させた新カリキュラムでは、遠隔制御ロボットやAI活用など、小学生でも短期間で実現できる魅力的なプロジェクトが用意されている。IoTの基礎から応用までを体系的に学べる教育プログラムとして、今後の展開が大いに期待される。
小学生でも本格的なIoTシステムを開発可能に
obniz Boardを導入したNEST LAB.の授業では、生徒たちの創造力を存分に発揮できる学習環境が実現している。具体的には、スマートフォンやPCから遠隔操作できるロボットや、AIサービスを利用して動作するロボットなど、小学生とは思えない高度なIoTシステムを開発した事例も報告されている。
obniz Boardのシンプルかつパワフルなハードウェア構成と、多様なプログラミング環境への対応が、こうした成果を支えている。IoTシステム開発の敷居を大幅に下げ、プログラミングの経験が浅い子どもたちでも、アイデア次第で本格的なモノづくりにチャレンジできるようになった。
NEST LAB.の実践的なカリキュラム設計と、obniz Boardの特性を活かした学習機会の提供により、未来のIoTクリエイターを育成する新しい教育モデルが動き出している。
trends編集部「K」の一言
プログラミングやIoT開発に馴染みのない子どもたちでも、直感的に使えるobniz Boardをツールに、短期間でIoTシステムの設計・開発を体験できる環境が整ったことは画期的だ。
従来の技術教育では、プログラミング言語の文法やマイコンボードの扱い方の習得に時間を取られがちだったが、obniz Boardを活用したNEST LAB.の カリキュラムでは、そうした煩雑な手順を大幅に省略し、アイデアの実現に集中できる点が特長である。子どもたちが自由な発想でIoTと向き合い、試行錯誤を繰り返す中で、論理的思考力やプロジェクトマネジメント能力が自然と養われていくことが期待できそうだ。
講師の指導を受けながら、実社会の課題解決につながるようなIoTソリューションに取り組む機会を小学生の頃から得られるのは、貴重な経験になるだろう。IoTの民主化とSTEAM教育への関心の高まりを追い風に、obnizとNEST LAB.の挑戦が次世代のイノベーター育成に与えるインパクトは小さくないことでしょう。
同時に、教育現場へのIoT導入を進める上での課題にも目を向ける必要がある。通信環境やデバイスの管理、生徒の発達段階に合ったカリキュラム設計など、ハードルは少なくない。オープンな議論を通じて関係者間でノウハウを共有し、IoTを基盤とした新しい学びの形を社会全体で模索していく必要があるだろう。
References
- ^ PR TIMES. 「小中学生向けオンライン研究スクール「NEST LAB.」においてIoT開発ボード「obniz Board」を活用した教育カリキュラムを共同開発 | 株式会社obnizのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000040376.html, (参照 24-06-12).
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