Snowflakeは2026年4月21日、ビジネスユーザー向けAIエージェント「Snowflake Intelligence」と、開発者向けAIコーディング環境「Cortex Code」の大幅なアップデートを発表しました。
Snowflake Intelligenceが実現するビジネスユーザー向けAIエージェント機能
Snowflake Intelligenceは、個々のユーザーの好みやワークフローを学習しながら、時間とともに適応するパーソナルワークエージェントとして設計されています。ガバナンスが確保された企業データに基づくインサイトを提供しつつ、関連性の高い結果の提供やタスクの自動化を実行する点が特徴です。
新たに導入されるModel Context Protocol(MCP)コネクタにより、GmailやGoogleカレンダー、Googleドキュメント、Jira、Salesforce、Slackなどの業務ツールと直接連携できる仕組みが整備されました。iOSモバイルアプリのパブリックプレビューも予定されており、外出先からもデータへの質問や、ワークフローの実行が可能になる見込みです。
Snowflake Intelligenceの主要な機能強化
今回のアップデートでは、定型業務の自動化からディープリサーチによる多段階推論まで、ビジネスユーザーの日常業務を支援する複数の新機能が追加されています。お客様からの直接のフィードバックや、先月リサーチプレビューとして開始されたProject SnowWorkからの知見に基づいて構築されており、主な強化ポイントは次の6点です。
- 自然言語でのワークフロー自動化
- MCPコネクタによる業務ツール連携
- iOSモバイルアプリの提供
- ディープリサーチによる多段階推論
- ユーザー行動に基づくパーソナライズ
- Artifacts機能による成果物の共有
スキル機能(近日一般提供開始予定)では、プレゼンテーションの準備や多段階の分析といったワークフローを、自然言語で記述するだけで自動実行される仕組みが導入されます。ディープリサーチ機能(近日パブリックプレビュー開始予定)は、構造化データと非構造化コンテンツを横断的に推論し、出典付きの多段階レポートとして回答を返す設計です。
Cortex Codeのクロスプラットフォーム拡張と開発者支援
Cortex Codeは2025年11月のリリース以降、50%以上の顧客が生産性向上とイノベーション加速のために積極的に活用しているAIコーディングエージェントです。今回のアップデートでは、AWS GlueやDatabricks、Postgresなど外部データシステムへのサポートが追加され、Snowflakeのデータネイティブなインテリジェンスがさらに拡張されました。
- 外部データシステムとの連携拡大
- MCPおよびACPによるAIシステム接続
- VS Code拡張機能の提供
- PythonとTypeScript対応のAgent SDK
- Cloud Agentsによるブラウザ上実行
VS Code拡張機能(プライベートプレビュー中)やClaude Codeプラグインにより、開発者は好みの統合開発環境から直接Cortex Codeにアクセスできます。Cloud Agents(プライベートプレビュー中)では、ブラウザ上で直接コードの実行やワークフローの管理が可能となり、ローカルセットアップなしにフルマネージドのクラウド環境を利用できる構成です。
Snowflake IntelligenceとCortex Codeの概要
| 項目 | Snowflake Intelligence | Cortex Code |
|---|---|---|
| 対象ユーザー | ビジネスユーザー | 開発者 |
| 主な機能 | データ分析・タスク自動化 | AIコーディング・開発環境 |
| ツール連携 | Gmail、Jira、Slack等 | AWS Glue、Databricks等 |
| プロトコル | MCPコネクタ | MCPおよびACP |
| 利用規模 | 週間9,100社以上が利用 | 50%以上の顧客が活用 |
trends編集部の一言
ビジネスユーザー向けのSnowflake Intelligenceと、開発者向けのCortex Codeが同時にアップデートされた点に注目しました。自分自身、社内のデータ分析で複数のツールを行き来する場面が多く、MCPコネクタによってGmailやSlackと直接連携できる仕組みは、日常の業務フローを見直す材料になりそうだと感じています。
特にスキル機能で自然言語からワークフローを自動実行できる設計は、ノーコードツールを使って業務改善に取り組んでいる現場の担当者にとって試してみたい領域です。データ基盤の整備が進んでいる企業であれば、分析チームだけではなく営業やマーケティング部門の担当者がセルフサービスで活用する場面を具体的にイメージしやすいアップデートだと感じました。
References
- ^ PR TIMES. 「Snowflake、エージェンティックAIの制御基盤として Snowflake IntelligenceとCortex Codeを拡充 | Snowflake合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000116784.html, (参照 26-04-22).
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