キヤノンマーケティングジャパンと株式会社JTBは2026年4月15日、XR技術を活用した高等学校向け教育DXプログラム「XRを活用した体験型DX探究ラボ」を、共同開発したと発表しました。
キヤノンMJとJTBが共同開発した体験型DX探究ラボの全体像
本プログラムは、キヤノンMJが提供する先端技術XRや実務経験を活かした学習コンテンツと、JTBが培ってきた教育プログラムの企画・運営ノウハウを、融合させた構成です。MR(複合現実)やVR(仮想現実)などのXR技術を活用した体験型のコンテンツやワークショップを通じて、デジタル技術が社会やビジネスの現場で活用されている状況を学ぶ設計に仕上げています。
XRビジネスの実務事例や、現場で培われた経験を教材として活用することで、より実践的な学びを提供する形を取っています。大学や企業への訪問、探究活動も組み合わせ、生徒が将来について考える機会を創出し、DXの本質の理解や「主体的な思考力」と「表現力」「発信力」を育む狙いを掲げました。
本プログラムが開発された背景と学校現場の課題
デジタル分野を成長基盤とする国家戦略のもと、人材の育成は、喫緊の社会課題となっています。文部科学省は2024年度より、全国1,000校以上の高等学校を「DXハイスクール」に指定し、探究的・実践的なデジタル教育の強化を進めており、現場で求められる要件は以下の通りです。
- 専門的な知見を持つ外部人材の活用
- 大学や企業と連携した実践的な学び
- 探究的なデジタル教育の強化
- 学校現場の負担を抑えた運営
これらの背景を踏まえ、キヤノンMJとJTBは、企業の技術や知見と、運営ノウハウを融合させる形で、学校現場の負担を抑えつつ質の高い探究学習を実現する狙いで本プログラムを共同開発しました。社会課題であるデジタル人材の創出にも、つなげていく構えです。
XRを活用した体験型DX探究ラボの概要と各社の役割
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| プログラム名 | XRを活用した体験型DX探究ラボ |
| 提供開始日 | 2026年4月16日 |
| 提供対象 | 全国の高等学校および自治体 |
| 活用技術 | MR技術「MREAL」などのXR |
| キヤノンMJの役割 | 体験型教育プログラムと学習教材の提供、運営と実施 |
| JTBの役割 | プログラム販売、運営と実施サポート |
| 主な展開先 | DXハイスクール採択校や自治体 |
trends編集部の一言
今回の発表は、学校現場の負担を抑えつつ、探究学習の質を高める組み立て方に注目しました。自社でもマーケティング業務の棚卸しから生成AIの活用を進めていますが、運用体制と外部の先端技術を結びつける座組みは、同じ課題意識を抱える担当者に参考になるはずです。
MR技術「MREAL」を教材側に組み込み、JTBが全国の販売網で流通させる役割分担は、プロダクトと販路を別プレイヤーが担う構図として、理解しやすい設計だと言えます。DXハイスクール採択校や自治体を中心に展開する方針は、教育関係者に加え、企業の人材育成プログラムの企画に携わる担当者にも、示唆があると感じました。
References
- ^ PR TIMES. 「キヤノンマーケティングジャパンとJTBが高等学校向け教育DXプログラムを共同開発~「XRを活用した体験型DX探究ラボ」を提供開始~ | 株式会社JTBのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001544.000031978.html, (参照 26-04-15).
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