Supabaseでデータベースを作成してNext.jsと連携させる手順を紹介【チャレンジ企画第5弾】

Supabaseでデータベースを作成してNext.jsと連携させる手順を紹介【チャレンジ企画第5弾】

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だーだい
フリーランスWebライター兼Web製作者。Webライターとしてガジェットメディアやプログラミングに関する記事を執筆する傍ら、LP制作とWordPressの改修案件もこなしつつ、活動しています。 profile

AIツールを用いて全国のフリーランスや、日々勉強している人々が気軽につながれるサービスを作成する本企画。これまでにChatGPTを用いた要件定義から利用環境の選定、環境構築の実施と作業を進めてきました。

前回の記事「Next.jsとは?具体的な機能やReactとの違いなどを徹底的に調べてみた」では、本企画の肝となるNext.jsに関する特徴やルールを理解して知識を深めるという内容でした。

今回は実装編ということで、Supabaseでテーブルを作成してNext.jsと連携するところまで実装した過程を紹介します。



Supabaseでデータベースを作成する

本項目ではSupabaseプロジェクトでusersテーブルとpostsテーブルを作成し、双方のテーブルをリレーション連携させる方法について解説します。

Supabaseの初期設定については、下記の記事で詳しく解説しています。

Next.jsのインストール方法とSupabaseの初期設定まで【第4弾】
Next.jsのインストール方法とSupabaseの初期設定まで【第4弾】

Supabaseでusersテーブルを作成する

Supabaseより

作成したSupabaseをアクセスし、画面左のメニュー欄から「Table Editor」をクリックします。

Supabaseより

「Create a new table」をクリックしてください。

Supabaseより

作成するテーブル名(Name)と説明欄(Description)が表示されます。Nameには「users」、Descriptionには任意の内容を入力してスクロールします。

Supabaseより

usersテーブル下部の方にカラム名の設定欄が表示されるので、下記のカラムとタイプを入力して下さい。

  • created_at (timestamptz)
  • name (text)
  • location (text)
  • skills (text)
  • partner_preferences (text)
  • sns_links (json)
  • portfolio (text)
  • id (uuid)

テーブルの情報を入力したあとは「Save」ボタンをクリックして完了です。


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usersテーブルにテスト情報を入力

Supabaseより

次に、作成したusersテーブルへ仮のユーザー情報を入力します。編集画面の上部にある「Insert」>「Insert row」の順にクリックします。

Supabaseより

入力内容の設定欄が表示されます。usresテーブル作成時に指定したカラムに沿った入力欄が表示されるので、今回は下記のように入力します。

  • Name:テストユーザー1
  • Skills: 動画編集者
  • Partner Preferences: 一緒にカフェで仕事ができる方
  • SNS Links:
  • Portfolio: フリーの動画編集者です。

「id」と「created_at」は情報入力時に自動生成されるので空欄で問題ありません。

Supabaseより

全て入力が終わったら「Save」をクリックして完了です。

Supabaseより

上記のように入力した内容が反映されていればOKです。

Supabaseでpostsテーブルを作成する

Supabaseより

Table Editorの左にあるメニュー欄から「New table」をクリックすることで、新しいテーブルを作成できます。usersと同じくテーブル名やカラム名の指定欄が表示されるので、下記の内容を入力してください。

  • id(int8)
  • user_id(uuid)
  • created_at(timestamptz)
  • prefecture(text)
  • category(text)
  • type(text)
  • content(text)

「id」や「created_at」が事前に設定されている場合、同じカラムを追記する必要はありません。

Supabaseより

テーブル一覧に「posts」が表示されていれば設定完了です。

usersテーブルとpostsテーブルを紐づける

usersテーブルの「id」とpostsテーブルの「user_id」を紐づけることで、「誰が度の内容を投稿したか」 を管理・追跡できるようになります。このようにテーブル同士を連携することを「リレーション」といいます。

Supabaseより

はじめにTable Editorから「posts」のメニューアイコン(・・・)をクリックし、表示内容から「Edit table」をクリックします。

Supabaseより

編集画面を下にスクロールすると「Add foreign key relation」というボタンがあるのでこちらをクリックして下さい。

Supabaseより

リレーションの詳細画面が表示されます。下記の内容を参考に各欄を入力していきましょう。

  • Select a scname:一旦publicでOK
  • Select a table to reference to:usersを指定
  • public.posts:user_id
  • public.users:id
  • Action if referenced is updated:No action

入力後に「Save」をクリックして保存して完了です。

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Next.jsとSupabaseを連携する

Supabaseのデータベース作成が終わったので、次にやるべきことをChatGPTに聞いてみます。

だーだい
データベースの作成が終わったのですが、次は何をやればいいですか?
ChatGPT

現在の状況は Next.js のセットアップ済み & Supabase のデータベース作成済み なので、次に進むべきステップは以下のようになります。

🔥 次のステップ

Supabaseのセットアップ

Supabase SDK を Next.js にインストールし、環境変数を設定する。

データベースとの接続をテスト

ユーザー認証の実装

Supabase Authentication を使い、Google/メールログインを実装。

投稿の取得 & 作成機能

Supabase から 投稿一覧を取得。

新規投稿を作成できる機能を追加。

日本地図のUI実装

地図コンポーネントを作成し、都道府県を選択できるようにする。

1️⃣ Supabase のセットアップ 🔹 Supabase SDK をインストール

まず、Supabase を Next.js で利用するために SDK をインストールします。

npm install @supabase/supabase-js
🔹 Supabase クライアントを作成

lib/supabase.ts ファイルを作成し、API キーを設定します。

ChatGPTより

🔹 環境変数の設定

Next.js の .env.local に Supabase の API キーを追加。

NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL=your-supabase-url
NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY=your-supabase-anon-key
💡 確認:

your-supabase-url と your-supabase-anon-key は Supabase コンソールの「Settings → API」 から取得できます。

🔹 動作確認

pages/index.js に以下のコードを追加し、コンソールにデータが表示されるか確認。

import { useEffect } from 'react';
import supabase from '../lib/supabase';

export default function Home() {
  useEffect(() => {
    async function fetchData() {
      const { data, error } = await supabase.from('users').select('*');
      if (error) {
        console.error(error);
      } else {
        console.log(data);
      }
    }
    fetchData();
  }, []);

  return 
Check the console for user data!
;
}
🚀

npm run dev で開発サーバーを起動し、コンソールにデータが表示されれば成功!

上記の手順通り、まずは「Supabase SDK をインストール」から始めます。WindowsならPower Shell、MacならターミナルからNext.js プロジェクトのルートディレクトリ(プロジェクトフォルダ)を開き、下記のコマンドを実行して下さい。

【Supabase SDKをインストールするコマンド】
npm install @supabase/supabase-js
added 13 packages, and audited 387 packages in 7s

141 packages are looking for funding
  run npm fund for details

found 0 vulnerabilities

上記の内容が表示されたら、無事Supabase SDKのインストール成功です。

Supabaseクライアントを作成する

次にSupabaseクライアントを作成します。next.jsのプロジェクトフォルダに「lib」フォルダと、その直下に「supabase.ts」ファイルを作成します。

「supabase.ts」ファイルにChatGPTで指示されたコードを入力します。

import { createClient } from "@supabase/supabase-js";

const supabaseUrl = process.env.NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL;
const supabaseAnonKey = process.env.NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY;

// 環境変数が正しく設定されているかチェック
if (!supabaseUrl || !supabaseAnonKey) {
  throw new Error("Supabase環境変数が設定されていません!");
}

// Supabase クライアントを作成
export const supabase = createClient(supabaseUrl, supabaseAnonKey);

「supabase.ts」ファイルにソースコードを入力したら、同じくnext.jsのプロジェクトフォルダ直下に「.env.local」ファイルを作成し、先ほど作成したSupabaseプロジェクトのURLとAPIキーを入力します。

Supabaseクライアントを作成する

Supabaseより

SupabaseのプロジェクトURLとAPIキーは、Suabaseプロジェクトのメニュー欄から「Project setting」>「Data API」の手順でクリックすると表示されます。

各情報を取得したら「.env.local」ファイルに双方の情報を入力してください。

NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL=your-supabase-url
NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY=your-supabase-anon-key

各ページの作成とソースコードを入力する

できました!次の作業内容を教えて下さい。
ChatGPT
認証(Auth)ページの作成

つぎはapp/auth/page.tsx に認証ページを作成します。

app/auth/page.tsx を作成
'use client';

import { useState } from 'react';
import { supabase } from '@/lib/supabase';

export default function AuthPage() {
  const [email, setEmail] = useState('');
  const [password, setPassword] = useState('');

  const handleSignUp = async () => {
    const { data, error } = await supabase.auth.signUp({
      email,
      password,
    });
    if (error) alert(error.message);
    else alert('Sign-up successful! Check your email.');
  };

  const handleSignIn = async () => {
    const { data, error } = await supabase.auth.signInWithPassword({
      email,
      password,
    });
    if (error) alert(error.message);
    else alert('Sign-in successful!');
  };

  return (
    
setEmail(e.target.value)} /> setPassword(e.target.value)} />
); }
☑ クライアントコンポーネント ('use client') を使うことで、簡単に認証を実装可能! ☑ ログインページ http://localhost:3000/auth にアクセスして確認! ユーザー情報を取得

ログインしたユーザーの情報を表示するために、app/users/page.tsx を作成。

app/users/page.tsx
'use client';

import { useEffect, useState } from 'react';
import { supabase } from '@/lib/supabase';

export default function UsersPage() {
  const [users, setUsers] = useState([]);

  useEffect(() => {
    async function fetchUsers() {
      const { data, error } = await supabase.from('users').select('*');
      if (error) console.error('Error fetching users:', error);
      else setUsers(data);
    }
    fetchUsers();
  }, []);

  return (
    
    {users.map((user: any) => (
  • {user.name}

    Location: {user.location}

    Skills: {user.skills}

    ))}
  • ); }
    ☑ ブラウザで http://localhost:3000/users にアクセスして、Supabaseの users テーブルのデータが表示されるか確認! 投稿の作成(CreatePost.tsx の活用)

    app/components/CreatePost.tsxを作成して、Supabaseにデータを保存する機能を追加。

    app/components/CreatePost.tsx
    'use client';
    
    import { useState } from 'react';
    import { supabase } from '@/lib/supabase';
    
    export default function CreatePost() {
      const [content, setContent] = useState('');
      const [category, setCategory] = useState('');
    
      const handleSubmit = async () => {
        const user = await supabase.auth.getUser();
        if (!user) {
          alert('You must be logged in to create a post.');
          return;
        }
    
        const { data, error } = await supabase.from('posts').insert([
          { content, category, user_id: user.data.user?.id },
        ]);
    
        if (error) console.error(error);
        else alert('Post created successfully!');
      };
    
      return (
        
    setCategory(e.target.value)} />
    ); }
    ☑ app/posts/page.tsx で投稿一覧を取得する機能も実装する! まとめ
    • ✅ lib/supabase.ts を作成(app の外に置く)
    • ✅ 環境変数 .env.local を設定
    • ✅ app/auth/page.tsx にログイン/サインアップ機能を追加
    • ✅ app/users/page.tsx でユーザーリストを表示
    • ✅ app/components/CreatePost.tsx で投稿作成機能を実装
    • 🔜 app/posts/page.tsx に投稿一覧を表示する機能を追加!
    💡 次に進めたい部分があれば教えてください!🚀

    ChatGPTの手順に沿って各ファイルの作成とソースコードの入力を実施します。そのあと、無事コード内容が動いているのか確認してみます。

    Power Shellかターミナルでプロジェクトフォルダへ移動し、下記のコマンドを実行してください。

    npm run dev
    

    ブラウザで「http://localhost:3000/users」にアクセスしてみてください。

    Next.jsより

    上記のようにSupabaseプロジェクトに入力したテストのユーザー情報が反映されていれば、無事Next.jsとSupabaseを連携できています。

    Next.jsより

    同じく「/auth」へアクセスし、認証画面が表示されているのかも確認してみます。エラーにならず表示されているようです。今回はここまでにして、次回何をすべきかChatGPTへ聞いてみます。

    だーだい
    できました!次にやるべきことを教えて下さい。
    ChatGPT
    🔜 次に進むべきこと

    認証機能(ログイン・サインアップ)を実装

    → すでに app/auth/page.tsx にログイン機能を作成しましたが、次は ログイン状態を管理し、ページ遷移時にも維持できるようにする 必要があります。

    投稿機能を実装(posts テーブルを使う)

    → app/posts/page.tsx に、posts テーブルのデータを表示する。

    → app/components/CreatePost.tsx で新規投稿を作成できるようにする。

    上記のように、次回は認証機能と投稿機能の実装について解説するので、

    ※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。

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