411エラー(Length Required)とは
411エラーはHTTPステータスコードの一種で、クライアントからサーバーへのリクエストにContent-Lengthヘッダーが含まれていない場合に返されるエラーです。サーバーはリクエストボディのサイズを事前に知る必要があるため、Content-Lengthヘッダーが欠落していると処理を拒否します。
このエラーは主に、POSTやPUTなどHTTPメソッドでデータを送信する際に発生し、リクエストボディの長さを明示的に指定しなければなりません。英名では「Length Required」と呼ばれ、RFC 7231で定義されている標準的なHTTPレスポンスコードの一つとして位置付けられています。
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411エラーが発生する具体的な原因
411エラーの最も一般的な原因は、HTTPリクエストヘッダーにContent-Lengthフィールドが含まれていないことにあります。特にPOSTリクエストでフォームデータやJSONデータを送信する際、プログラムやHTTPクライアントが自動的にこのヘッダーを付与しない場合に発生します。
| 発生原因 | 詳細 |
|---|---|
| Content-Lengthヘッダーの欠落 | リクエストボディがあるのにヘッダーが未設定 |
| チャンク転送エンコーディング | サーバーがチャンク形式を受け付けない |
| HTTPクライアントの設定不備 | 自動ヘッダー付与が無効化されている |
| プロキシサーバーの干渉 | 中間サーバーがヘッダーを削除 |
また、Transfer-Encoding: chunkedを使用してデータを送信する場合でも、一部のサーバー設定では411エラーが返されることがあります。サーバー側がチャンク転送エンコーディングをサポートしていない、または明示的にContent-Lengthを要求する設定になっている場合、このような問題が発生します。
JavaScriptでの411エラー対処方法
JavaScriptのfetch APIを使用する際、明示的にContent-Lengthヘッダーを設定することで411エラーを回避できます。ただし、ブラウザ環境ではセキュリティ上の理由から、Content-Lengthヘッダーを直接設定できないため、ブラウザが自動的に計算して付与します。
const data = JSON.stringify({ name: "example", value: 123 });
fetch("https://example.com/api/data", {
method: "POST",
headers: {
"Content-Type": "application/json"
},
body: data
})
.then(response => response.json())
.then(result => console.log(result))
.catch(error => console.error("Error:", error));
Node.js環境では、httpsモジュールやaxiosライブラリを使用する際に、Content-Lengthヘッダーを明示的に指定する必要がある場合があります。特にバッファやストリームを扱う場合、事前にデータサイズを計算してヘッダーに設定することで、サーバー側で411エラーが発生するのを防げます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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