Runwayとは
RunwayはAI技術を駆使して動画やテキストから動画を生成できるサービス。画像生成AI「Stable Diffusion」の開発にも関与していることから、生成AI分野で注目されています。
Runwayでは動画の生成や編集、画像からの動画作成など多岐にわたる機能を提供しているのが特徴。クリエイター向けに設計されていることもあり、直感的に操作できるシンプルなインターフェースが魅力です。
スマートフォンにも対応しており、どこにいても手軽に高品質な動画を作成可能。Runwayを使うと短時間で高品質な動画を生成できるため、動画編集のハードルを大幅に下げることができます。
Runwayが提供するGen-1とGen-2の違い
RunwayにはGen-1、Gen-2という2つのAIツールがあり、それぞれ下記のような違いがあります。
Gen-1
アップロードした動画を編集して新しい動画を生成できる
Gen-2
画像やテキストプロンプトから動画を生成できる
上記以外にも動画の対象物を切り抜くグリーンバック機能や、複数の視点から撮影したオブジェクトの動画から3Dを生成するツールも備えています。
Runwayの料金プラン
Runwayの料金プランは下記の通りです[1]
プラン名 | 価格(毎月) | クレジット | ビデオ生成 | ビデオプロジェクト数 | アセット | 特典 |
---|---|---|---|---|---|---|
無料プラン | 無料 | 125クレジット | Gen-1 最大4秒 Gen-2 最大16秒(ビデオ拡張経由) |
3つまで | 5GB | 720pでのビデオエクスポート、限られた画像エクスポートオプション |
標準プラン | 15ドル | 625クレジット/月 | Gen-1 最大15秒 Gen-2 最大16秒 |
無制限 | 100GB | 4Kとグリーンスクリーンアルファマットでのビデオエクスポート 2K画像のエクスポートと完全な3Dテクスチャオプション カスタムAIジェネレーターのトレーニング1つ含む |
プロプラン | 35ドル | 2250クレジット/月 | Gen-1 最大15秒 Gen-2 最大16秒 |
無制限 | 500GB | ビデオエディターは標準からエクスポートPNGおよびProResもエクスポート カスタムAIジェネレーターのトレーニング1つ含む |
無制限プラン | 95ドル | 2250クレジット/月 (レート制限なし) |
Gen-1とGen-2共に無制限で利用可能 | 無制限 | - | プロプランの全機能に加え、追加特典あり |
月額で契約する場合は上記の料金形態が適用されます。年間契約の場合、上記よりも20%安い価格帯で利用可能。長期的に活用したい方は年払いでの契約がお得です。
Runwayの使い方
はじめにRunwayの公式ページへアクセスします。
Runwayの公式URL:https://runwayml.com/
Runwayより
トップページ中央にある「Try Runway for free」ボタンをクリックします。
Runwayより
GoogleアカウントかAppleアカウント、メールアドレスのいずれかでアカウントを作成可能。任意のアカウントを選択して下さい。
Runwayより
最新情報のメール送信に関する画面が表示されます。必要なければ「Skip」リンクをクリックしましょう。
Runwayより
上記画面が表示されたら認証完了です。
Gen-1で動画を生成する方法
Runwayより
サイドバーの「Videos」欄にある「Generate Videos」をクリックします。Gen 1で動画から動画を生成する欄が表示されるのでそこをクリックして下さい。
Runwayより
動画のアップロード画面が表示されるので、中央をクリックするか動画をドラッグ&ドロップしてアップロードします。
Runwayより
画面右上にある3つの機能を使ってさまざまな動画を生成できます。今回は「Presets」をクリックして表示内容から「Android」というスタイルを選択してみます。
Runwayより
すると動画の人物や背景が上記のようなスタイルへ変わりました。Presets欄にはこのように多数のスタイルが掲載されており、さまざまな動画を生成できるようです。
Runwayより
また「Prompt」欄ではテキストを使って作りたい動画の内容を指定できます。プロンプトにて「change like anime(アニメ調へ変更)」を指定した結果が下記の通りです。
Runwayより
リアルよりなアニメ調の動画ができました。スタイルの強弱については画面右の「Settings」欄にある「Style strength」を左右に動かして調節できます。
Gen-2で動画を生成する方法
Runwayより
サイドバーの「Videos」欄にある「Generate Videos」をクリックします。「Text/Image to Video」という欄が表示されるのでそこをクリックして下さい。
Runwayより
すると上記画面が表示されます。画面左上が画像のアップロードが欄で、左下がプロンプトの入力欄です。片方を入力して動画を作ることはもちろん、双方とも入力して動画を作ることも可能です。
たとえば、プロンプト欄に「a video of two people fighting」と記載して画面下の「Generate 4s」ボタンを押すことで下記の動画を生成できました。
2人ではなく3人なのが気になりますが、簡単なプロンプトだと上記のクオリティで動画を作れるようです。
動画の背景を切り抜く方法
Runwayより
画面左のサイドバーにある「Edit Videos」をクリックすると、さまざまな画像編集ツールが表示されます。その中にある「Remove Background」を使うことで動画の背景を切り抜くことが可能です。
Runwayより
上記画面が表示されるので赤枠内に背景を切り取りたい動画をアップロードしてください。
Runwayより
画面上部にある「Mask」をクリックし、残したい被写体の大枠を複数クリックします。被写体だけが緑色のマスクに覆われるので、右上にある「Done Masking」ボタンを押して下さい。
Runwayより
すると上記のように背景を切り抜くことができます。
Runwayより
ダウンロードする際は右上にある「Export」ボタンをクリックし、任意のデータを指定して「Export Video」ボタンをクリックします。
Runwayより
つぎに、画面左にある「Assets」をクリックしてください。
Runwayより
すると、これまでアップロードしたり生成したりした動画が表示されます。切り抜いた動画の右側にある「・・・」をクリックして「Download」欄をクリックするとダウンロードできます。
上記の手順を用いて画像から動画を生成することも可能です。
テキストから3Dを作成する方法
Runwayより
画面左のサイドバーから「3D」をクリックすると、動画から3Dを生成するツールとテキストから3Dを作成するツールが表示されます。
テキストから3Dを生成する場合は「3D Texture」をクリックしてください。
Runwayより
上記の入力画面が表示されるので、作りたい3Dの特徴を入力して右側の「Generate」をクリックします。
今回はテストとして「white dog」というプロンプトを入力してみました。その結果が下記の通りです。
Runwayより
う~ん。犬の画像が正方形の3D状になっただけですね。実態を切り抜いたような3Dを作りたい場合は、テキストではなく動画から生成する方がよいかもしれません。
Runwayより
動画から3Dを生成する方法も試してみたのですが、生成中にエラーが表示されてうまくいきませんでした。
もし動画から3Dを生成できた方はコメント欄から教えてくれると嬉しいです。
References
- ^ Runway. 「Choose the best plan for you」. https://runwayml.com/pricing/, (参照 2024-04-19).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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