QuickSolution®がMCPサーバの提供を開始、AIエージェントからオンプレ/クラウドの社内情報を横断検索
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住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズサーチ(企業内検索システム)「QuickSolution®(クイックソリューション)」において、2026年8月よりMCP(Model Context Protocol)サーバの提供を開始すると発表しました。
QuickSolution® MCPサーバ対応でAIエージェントから社内情報を横断検索
QuickSolution® MCPサーバは、オンプレ/クラウドにまたがる幅広い社内情報をAIエージェントから自然文で検索・活用できるようにするものです。ファイルサーバ、Webサイト、ArcSuite、各種社内システム、Box、サイボウズ Garoonなど多様な情報ソースに対応しています。情報の保管場所やシステムの違いを意識することなく、必要な情報へたどり着ける点が特長です。
Microsoft 365 Copilotは通常、Microsoft 365上の情報を参照しますが、本機能を利用することでそれ以外の幅広い社内情報まで含めて一括で横断検索し、回答を生成できます。Gemini Spark、OpenAI Codex、Claude CoworkなどのMCP対応AIエージェントからも利用可能です。QuickSolution® が高精度な社内情報検索を担い、AIエージェントが他システムとの連携や追加の分析・処理を行うことで、より柔軟で高度な業務活用が実現します。
QuickSolution®の25年以上の検索精度をAIエージェントからそのまま活用
QuickSolution® は、25年以上にわたり企業内検索に求められる検索精度を追求してきました。全文検索、ベクトル検索(単語や文章の「意味」を数値化し類似度をもとにデータを検索する手法)、類似文書の集約表示という機能を中核として備えています。
さらに、総合スコアランキング(全文スコア・データ鮮度・アクセス数などを加味して検索結果を順位付けする手法)による高精度な検索が特徴です。こうした製品本来の検索機能を、AIエージェントからそのまま利用できる点が大きな強みとなっています。
製造業などで重要な型番や品番の部分一致検索にも対応する点も見逃せません。たとえば製造担当者が「ファイルサーバ内の報告書をもとに、ABC-1000シリーズの主な不具合を教えて」と質問すると、型番の部分一致も含めて正確に検索し、AIエージェントが内容を要約・整理して回答する流れです。社内情報の参照時にも、検索漏れや重複を抑えながら必要な情報へ高精度にたどり着けます。
QuickSolution®はデータアップロード不要・権限継承で安全に運用
データのアップロードは不要で、既存の保管場所をそのまま検索対象として利用できます。文書の作成・更新の運用ルールを変える必要もありません。今後、用途に応じてAIエージェントを増やしたり入れ替えが発生したりする場合でも、検索の仕組みを都度構築せずに運用できます。
QuickSolution® は、ファイルサーバやクラウドサービスに設定された閲覧権限を継承して検索する仕組みです。AIエージェントが参照する社内情報は利用者の権限がある文書のみとなっています。既存の閲覧管理をそのまま活かした状態で、AI利用においても情報ガバナンスとセキュリティを維持できる設計です。
QuickSolution® MCPサーバの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 住友電工情報システム株式会社 |
| 対象サービス | QuickSolution®(クイックソリューション) |
| サービス区分 | エンタープライズサーチ(企業内検索システム) |
| 提供開始 | 2026年8月 |
| 対応AIエージェント | Microsoft 365 Copilot、Gemini Spark、OpenAI Codex、Claude CoworkなどのMCP対応AIエージェント |
| 主な対応ソース | ファイルサーバ(Amazon FSx、PowerScale(旧Isilon)、NetApp等)、Box、サイボウズ Garoon、ArcSuite、SharePoint Online、Google ドライブ、楽々Document Plus、楽々WorkflowII、楽々Webデータベース 等 |
| 主な特徴(QuickSolution®本体) | データアップロード不要/閲覧権限継承/型番部分一致対応/1サーバで100TB(1億件)規模を2~3秒で検索 |
| シェア実績 | 4つの市場調査でシェア1位(四冠)/富士キメラ総研9年連続・アイ・ティ・アール8年連続・デロイト トーマツ ミック経済研究所7年連続 |
| 設立 | 1998年10月1日 |
| 資本金 | 4.8億円 |
| 従業員数 | 670名 |
| 代表者 | 倉富 幸一氏(社長) |
| 本社所在地 | 大阪市淀川区宮原3-4-30(ニッセイ新大阪ビル) |
trends編集部の一言
4つの市場調査でシェア1位という実績を持つQuickSolution® が、25周年のタイミングでMCP対応に踏み切った点は注目に値します。AIエージェントの業務利用が急速に広がる中、「AIが参照できる情報が限定される」という課題は業界横断で語られてきました。既存の社内ナレッジ基盤をそのまま活かす設計は、ひとつの現実解として評価されています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、社内に蓄積された過去資料や事例データを横断的に参照したい場面での「探せないから再作成する」という非効率は、業界全体で根強いテーマです。データのアップロード不要・閲覧権限継承という設計は、情報セキュリティを重視しながらAI活用を進める企業が増える中で、導入検討時の論点になりやすい設計思想と考えられます。
型番の部分一致検索への対応という点にも、製造業や技術文書を多く抱える企業への実用性が見えます。汎用的な生成AIだけでは対処しにくい検索精度の問題に対して、25年分の専門性を持って応える姿勢は、業界全体としてもエンタープライズ向け製品の差別化軸として注目されるところです。
References
- ^ PR TIMES. 「QuickSolution® がMCPに対応、AIエージェントからオンプレ/クラウドの横断検索を実現 | 住友電工情報システム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000052418.html, (参照 26-07-09).




