株式会社ToraPlanは、科研費応募書類である研究計画調書の作成をAIで支援する、大学・研究機関向けサービス「ToraPlan」を正式リリースしました。
ToraPlanが解決を目指す研究者の申請業務負担
文部科学省の調査によると、平成14年度から令和5年度にかけて、大学等教員の職務活動に占める研究活動の割合は減少傾向にありました。一方、大学教員は平成30年度から令和4年度までの5年間で、競争的資金等の外部研究資金獲得のための申請業務に平均99.0時間を費やしており、報告業務の37.1時間を大きく上回っています。
研究パフォーマンス向上における制約要因として、研究時間および研究資金を挙げた研究者はそれぞれ45%を超えています。研究活動に充てられる時間の確保が、喫緊の課題です。
予算面でも変化が生じました。令和8年度(2026年度)政府予算では、国立大学法人運営費交付金が前年度比188億円増の1兆971億円、科学研究費助成事業(科研費)が前年度比101億円増の2,479億円となりました。
第7期科学技術・イノベーション基本計画では、政府研究開発投資として60兆円規模を目標に掲げており、研究資金獲得に向けた申請業務の重要性は今後さらに高まることが予想されます。
「ToraPlan」の3つの主要機能
研究計画調書の作成支援に加え、関連図表の自動生成にも対応します。主な機能は以下の3点です。
- チャットUIのガイドに従った回答と参考文献アップロードで文案を自動作成
- 研究目的・独創性・実現可能性など科研費審査の観点に沿った文案生成
- 研究概念図・研究体制図・研究進行表をAIで自動作成し調書に貼付
文案を含むWordファイルはアプリケーション上で直接出力されるため、アプリからWordファイルへのコピーアンドペーストも不要です。アップロードした参考文献(自著論文含む)は、AIが研究内容との関連性を判断して自動で引用します。
「ToraPlan」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | ToraPlan(トラプラン) |
| 提供元 | 株式会社ToraPlan |
| 対象ユーザー | 大学・研究機関の研究者 |
| 対応研究種目 | 基盤研究(B)・基盤研究(C)・若手研究・挑戦的研究(萌芽)(順次拡大予定) |
| 今後対応予定 | 基盤研究(S)・基盤研究(A)・挑戦的研究(開拓)・研究活動スタート支援・奨励研究 |
| 代表取締役 | 勝山伸哉氏 |
| 設立 | 2026年3月 |
| 所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
| コーポレートサイト | https://corp.toraplan.com/ |
trends編集部の一言
平成30年度から令和4年度までの5年間で申請業務に平均99.0時間が費やされているという数字は、業界を超えてインパクトのある数値です。「研究そのものではなく申請書を書く時間」が研究者のリソースを圧迫している構造は、業界横断的な課題です。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、コア業務の傍らで発生する間接業務が生産性を下げるという構造は分野を問わず共通しており、申請業務の効率化に特化したツールへの注目は研究支援領域に限らず広がりつつあります。
令和8年度(2026年度)に科研費が前年度比101億円増額された局面で、申請業務の効率化ツールが登場した点は注目に値します。予算が拡充されれば申請件数も増加傾向になるとみられ、申請書作成の負荷もそれに伴って高まるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「科研費申請用の研究計画調書をAIで自動作成するサービス「ToraPlan」リリース | 株式会社ToraPlanのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000181295.html, (参照 26-06-18).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
マークダウンで改行する方法
【CSS】notで複数の件を除外する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
GitLabとGitHubの違いを解説
パソコンのメモリの目安を用途別に選ぶ方法
Linuxで環境変数を確認する方法
CapsLockキーを解除する方法
UbuntuのIPアドレスを確認する方法
ITやプログラミングに関するニュース
株式会社AOZORA COMPANYがAI中古車仕入れ分析システムを導入、店舗別需要予測で在庫効率化を実現
日本ビジネスシステムズが「JBS AI & Data ガバナンスオペレーションズ」を提供開始、データとAIを統合管理
デンソーテンが車載エッジでRAGを省メモリ実行する生成AI技術を開発、メモリ容量を30~60%削減しつつ検索精度を維持
米 PTCがCAD最新版「Creo 13」「Creo+ 13.3」を提供開始、Creo AI Assistantを搭載
株式会社オロがAIO支援サービスを提供開始、Semrushのデータを活用しAI検索の可視化から施策実行まで一気通貫で対応
エルボーズがリアル産業向けAIエージェント導入・業務変革支援を本格提供開始、200近いDXプロジェクトの知見を活用
株式会社TOKIUMが「AI申請ドラフト機能」の提供を開始、見積書から稟議の下書きを自動作成し申請業務の負担を軽減
HODL1が「AI経営管理エージェント」のAIレクチャープランを提供開始、AI活用可能性の整理を支援
株式会社Upflowの「Upflow」が株式会社canuuに導入され、現時点で打ち合わせ時間を5〜10%削減
まほろば創研と計測検査がAI非破壊判定ソフトウェアを共同開発、配管劣化を写真1枚で判定
