Sky株式会社は、オンプレミス型AI基盤「HPE Private Cloud AI」を導入しました。
日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE)が提供する同製品を採用し、わずか1か月でオンプレミスAI基盤の構築・検証を完了しています。
HPE Private Cloud AIで機密データを外部に出さないセキュアなAI活用環境を構築
Sky株式会社では、開発業務や社内ワークフローにおけるAI活用を推進してきました。その一方で、お客様の業務データやシステム情報といった機密性の高い情報の厳格な管理が課題となっていました。
データを外部へ出すことなく開発者が自由にAIを活用できる、セキュアなオンプレミス環境の迅速な構築が求められていたのです。
「HPE Private Cloud AI」は、HPEとNVIDIAが共同開発したプライベートクラウド基盤です。AIに必要なハードウェアおよびソフトウェアが統合された同製品により、機密データを外部に出すことなく安全にAIを活用できる環境を迅速に導入でき、システム構築にかかる負荷を大幅に削減しています。
GreenLake Flex Solutionsの適用で初期投資を抑えつつ拡張性を確保
今回の導入では、月額従量課金モデル「GreenLake Flex Solutions」を適用しました。初期投資の抑制と柔軟な拡張性の両立を実現した点が特徴です。
現在、Sky株式会社が開発するほぼすべてのシステムにAIを組み込む体制を整備しています。今後は、AIエージェントによる自律的なタスク実行への発展や受託開発・SI事業への展開を加速させ、組織全体へのAI活用のさらなる浸透を目指す方針です。同社はAI駆動開発など先進技術を活用したソリューションの開発・提供も行っています。
日本ヒューレット・パッカード合同会社代表執行役員社長の望月 弘一氏は、「AIの活用が競争力を左右する時代において、導入のスピードは重要な要素です。そして同時に、セキュリティとデータ活用を両立できてこそ、その効果と意義が確かなものです」と述べています。
わずか1か月という構築・検証期間は、AI導入プロジェクトのリードタイムを重視する組織にとって注目に値しました。
Sky株式会社における「HPE Private Cloud AI」導入概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 導入企業 | Sky株式会社 |
| 本社所在地 | 東京本社:東京都港区 / 大阪本社:大阪市北区 |
| 代表取締役 | 大浦淳司氏 |
| 導入製品 | HPE Private Cloud AI |
| 製品カテゴリ | オンプレミス型AI基盤 |
| 導入製品提供企業 | 日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE) |
| 共同開発元 | HPE・NVIDIA |
| 構築・検証期間 | わずか1か月 |
| 課金モデル | GreenLake Flex Solutions(月額従量課金) |
| 今後の展開 | AIエージェントによる自律タスク実行・受託開発・SI事業への展開 |
trends編集部の一言
わずか1か月でオンプレミスAI基盤の構築・検証を完了した点は、AI導入プロジェクトのリードタイムに敏感な組織にとって注目に値しました。業界全体として、「クラウドにデータを預けたくない」という機密性への懸念と「AIを使いたい」という生産性向上ニーズの間で、折り合いをどうつけるかが共通の悩みとなっています。
マーケティングの現場において、顧客データや競合情報を含むプロンプトを外部サービスへ送信することに対する機密保持上の懸念は根強いのが実情です。月額従量課金で初期投資を抑えながらオンプレミス環境を整備するアプローチは、セキュリティと費用対効果の両面で業界横断的に注目される選択肢として位置づけられます。
References
- ^ PR TIMES. 「Sky株式会社がオンプレミス型AI基盤「HPE Private Cloud AI」を導入 | Sky株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001293.000001552.html, (参照 26-06-11).
