株式会社ビーエスピーソリューションズは2026年3月5日、IT資産のライフサイクル管理をAIが代行する構成管理プラットフォーム「Blue Sheep AI構成管理マネージャー」の提供を開始しました。
Blue Sheep AI構成管理マネージャーが実現する3つの機能
「Blue Sheep AI構成管理マネージャー」は、構成管理に関わる複数の業務をAIが自律的に担います。主な機能は次の3点です。
- 自動名寄せ・台帳構築:AIが表記揺れを補正し不足データを補完、7階層以上の構成をツリーで可視化
- EOS/EOLリスクの自動管理:AIがメーカー情報をWeb巡回・収集・分析し、Salesforce基盤で更新案件を自動発掘
- 脆弱性対応支援:最新の脆弱性情報をリアルタイムに分析し要対策機器を即時レポート(2026年リリース予定)
自動名寄せ機能では、熟練エンジニアによる手作業の目検チェックをAIが代替しました。EOS/EOL管理では調査の属人化と更新漏れを排除し、脆弱性対応ではセキュリティのプロアクティブな強化を支援します。
規制対応の観点では、SBOM管理機能を標準搭載です。薬機法・IMDRFガイダンスへの対応を強化するとともに、独自開発ロジックにより汎用AI API利用と比較して大幅なコスト削減を実現しました。
Blue Sheep AI構成管理マネージャーの活用想定業種
同サービスは、複数の業種での活用を想定しています。SI事業者・運用保守マネージドサービス事業者では、大規模な顧客資産の管理をAIで自動化し、更新対応漏れを解消することで提案機会を確実に捕捉できる体制です。
医療機器メーカーや産業機器メーカー、物流ロボットメーカーでは、顧客へ納入した機器の複雑な構成やSBOMを正確に把握できます。AIがEOS情報を自動取得し、脆弱性発生時には影響を受ける対象顧客と機器を瞬時に特定しました。薬機法やIMDRFガイダンス等の規制への説明責任強化にも寄与する点が特徴です。
情報システム部門(エンタープライズIT)では、Excelによる管理から脱却し、サーバーやアプリ、ライセンスを一元管理できます。AIが表記揺れを補正し「正しい構成」を自律維持することによって、インシデントや予定外コストの発生を未然に防止しました。
Blue Sheep AI構成管理マネージャーの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ビーエスピーソリューションズ(BSOL) |
| グループ | 株式会社ユニリタのグループ会社 |
| 所在地 | 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟29階 |
| 代表者 | 代表取締役社長 河村 拓氏 |
| サービス名 | Blue Sheep AI構成管理マネージャー |
| カテゴリ | 新世代の構成管理プラットフォーム |
| 提供開始日 | 2026年3月5日 |
| 主な機能 | 自動名寄せ・台帳構築 EOS/EOLリスクの自動管理 脆弱性対応支援(2026年リリース予定) |
| 対応規制 | 薬機法・IMDRFガイダンス(SBOM管理機能標準搭載) |
| 基盤 | Salesforce |
| 製品サイト | https://b-sheep.com/ |
trends編集部の一言
「7階層以上の構成をAIが自律的に可視化・維持する」という設計は、IT資産管理の現場では長年の課題だったExcel管理と属人化の二重苦を同時に解消するアプローチです。IT資産管理業界全体としては、AIによる構成管理の自動化への関心が高まっており、担当者の知識に頼らず台帳をAIが自律維持する仕組みは、業界横断の動向としても注目される取り組みと言えます。属人化した管理からの脱却は、業種を問わず、共通の課題であり続けてきました。
「労働集約型」から「自律実行型」へという転換は、マーケティング業界の文脈に置き換えると、レポート作成やデータ突合のような定型作業をAIに委ねることで人的リソースを高付加価値領域へ集中させる流れと重なります。同種サービスでは、AIによる定型作業の自動化ニーズが高まっていることを示す事例と言えそうです。株式会社ユニリタのグループ会社として、ITSMコンサルティングの知見をAIに実装した点も、サービスの信頼性を補強する要素として、注目しておく価値があります。
References
- ^ PR TIMES. 「AIが自律して動く 次世代のIT資産管理「Blue Sheep AI構成管理マネージャー」提供開始 | 株式会社ビーエスピーソリューションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000105835.html, (参照 26-06-03).
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