AWS(Amazon Web Services)は2026年7月9日、設定管理サービスのAWS Configで使えるマネージドルール(AWSが用意した設定評価ルール)を191個追加したと発表しました。暗号化やログ記録などの点検対象が、AIワークロードを含む主要サービスへ広がります。
AWS Configへのルール追加 3行まとめ
今回の発表の要点を、先に3点に整理します。
- AWS Configにマネージドルールが191個追加
- 暗号化やログなどAI領域を含む設定点検ルールを追加
- 個別またはコンフォーマンスパック(ルール集約単位)で展開可能
本記事は公表時点の情報にもとづきます。仕様や提供状況、料金は変わる可能性があります。
導入や利用を判断する際は、各自の責任で公式情報の最新の内容をご確認ください。
設定変更やアップデートを行う場合は、必ず事前にバックアップを取得し、検証環境で確認したうえで実施してください。
追加マネージドルールで点検できる設定項目
AWS Config(AWSリソースの設定を継続的に記録し評価するサービス)に、マネージドルール(AWSがあらかじめ用意した設定評価ルール)が191個加わりました。追加されたルールは、幅広いサービスの設定を運用のベストプラクティスに沿って評価します。
暗号化やログなど複数分野の設定を評価
新しいルールが評価する観点は、次の分野にまたがります。
- 暗号化(encryption)
- ログ記録(logging)
- パブリックアクセス(public access)
- ネットワークセキュリティ
- データ保護
- その他の運用ベストプラクティス
たとえばS3バケットの公開状態やリソースの暗号化設定などを、ルールに照らして点検できます。50を超えるサービスにわたる190件超のルール名は数が多く個別には扱いきれないため、公式の追加ルール一覧でご確認ください。
AIワークロードを含む主要サービスが対象
AWSが主要サービスとして挙げたのは、次の8つです。
- Amazon Bedrock
- Amazon SageMaker
- Amazon ECS
- Amazon EKS
- Amazon RDS
- Amazon Redshift
- Amazon S3
- Amazon CloudTrail
今回はAmazon BedrockやAmazon SageMakerといったAI関連サービス向けのルールも追加されました。AWSはこの拡張を、AIワークロードと中核的なクラウド基盤に対するガバナンス(統制)の強化と位置づけています。
追加ルールの展開方法と対象リージョン
追加されたマネージドルールは、次の2つの方法で展開できます。
- 個別のルールとして展開
- コンフォーマンスパックとしてまとめて展開
コンフォーマンスパックは、AWS Configのルールや修復アクションをテンプレートとしてまとめ、一括で展開できる仕組みです。展開できるのは、対応するサービスが利用可能なAWSリージョンに限られます。
主な対象は、AWS上でリソースの設定管理やコンプライアンス点検を担う開発者や運用担当者です。多くのアカウントやリージョンへ統一した設定基準を広げたいチームほど、恩恵を受けやすいでしょう。
AWS Config 追加マネージドルールの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | AWS |
| 発表日 | 2026年7月9日 |
| 追加ルール数 | マネージドルール191個 |
| 主な対象サービス | Bedrock/SageMaker/ECS/EKS/RDS/Redshift/S3/CloudTrail ほか |
| 主な点検項目 | 暗号化・ログ・パブリックアクセス・ネットワーク・データ保護 |
| 展開方法 | 個別またはコンフォーマンスパック |
| 対象リージョン | 対応サービスが利用可能なリージョン |
| 料金 | 公式発表に記載なし |
trends編集部の一言
191個という規模の追加は、AWS Configによる設定ガバナンスの守備範囲を大きく広げます。とくにAmazon BedrockのようなAI関連サービス向けのルールが加わった点は、生成AIの本番運用が広がる流れを映しています。
実務では、まず自社が使うサービスに該当するルールがあるかを、AWS Configコンソールのルール追加画面で利用可能なマネージドルールを検索して確認するとよいでしょう。コンフォーマンスパックを活用すれば、複数ルールの適用をまとめて進められます。
ルールの利用可否はリージョンやサービスの提供状況に左右されるため、展開前に対象範囲を公式ページで確かめる姿勢が欠かせません。今回の追加を、自社の設定基準を棚卸しする機会として捉えてみてはいかがでしょうか。
References
- ^ AWS. 「AWS Config now supports 191 additional managed rules」. https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-config-additional-managed-rules, (参照 26-07-10).
- ^ AWS. 「Conformance Packs - AWS Config Developer Guide」. https://docs.aws.amazon.com/config/latest/developerguide/conformance-packs.html, (参照 26-07-10).
※本記事は公式発表を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合はコメントよりご報告ください。
