株式会社Tecrestは、1日1回しか無料投稿できない日本産SNS「am(アム)」において、AIキャラクター「Echo(エコー)」機能のリリース以降、連続投稿(2日以上)ユーザーの割合が19.3%から48.4%へと約2.5倍に増加したと発表しました。
am(アム)がSNS疲れ時代でも若年層に継続利用される理由
「am(アム)」は利用者の65.2%を10代・20代が占める日本産SNSです。「無料投稿は1日1回まで」「リアクションにはアプリ内コインが必要」という独自設計によって、軽率なコミュニケーションや誹謗中傷を構造的に抑制しています。タイムラインは「今日の1ページ」として積み重なる設計で、ユーザーにとってのデジタル日記として機能してきました。
「SNS疲れ」や「投稿への義務感」が社会的に語られる中、10代・20代を中心としたユーザーが誰に強制されることもなく毎日記録を残し続けるという現象が起きています。学習内容や読書・トレーニングの記録、食事や体調のメモなど、「映え」や「バズ」を目的としない利用が広がってきました。
am(アム)のAIキャラクター「Echo」が連続投稿を約2.5倍に押し上げた仕組み
習慣化を支えているのが、投稿ごとにON/OFFを切り替えられるAIキャラクター「Echo(エコー)」です。ONにすると、Echoはユーザーの投稿内容を理解し、その投稿に寄り添うコメントを返します。
従来のSNSでは「毎日投稿しても反応がない日がある」という孤独感が継続の壁になりやすいですが、Echoは人間からの反応が得られない日でも、ユーザーの1日を見守りながら応答します。
「am(アム)」が「続けられるSNS」を実現する設計は、主に3点です。
- 「1日1回」制限が今日の1枚・1言を厳選させ記録の質を高める
- AIキャラクター「Echo」が人間の反応に依存しない安定した伴走体験を提供する
- 「コイン制」により届くリアクションに相手の意思が込められ良質な承認体験につながる
Echo機能リリース以降、アクティブユーザーの約3人に1人(36.5%)がEchoを活用し、全投稿の37.5%でEchoがONに設定されました。Echo利用ユーザーは、非利用ユーザーと比較して約2.2倍の頻度で投稿を継続しており、Echo経験ユーザーの半数以上が自分の全投稿でEchoをONにしています。
Echo利用ユーザーのうち上位10%は6日以上の連続投稿を達成しており、一度使い始めると継続的に活用し続ける傾向が確認されています。
代表取締役・永田祐太郎氏は、次のように述べています。「リリースから5ヶ月が経過し、私たちが当初想定していなかった『AIと共に毎日を記録する場』としての使われ方が育ってきました。AIが人間の代わりに反応するのではなく、AIが人間の継続を支えるという新しい関係性が、amの中で生まれ始めています。」
「am(アム)」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | am(アム) |
| 対応OS | iOS、Android |
| 料金 | 基本無料(アプリ内課金あり) |
| 主な機能 | 1日1回の無料投稿・コイン制コミュニケーション・AI Echo機能・AIレコメンド・招待機能 |
| 対象年齢 | 13歳以上 |
| 開発・運営 | 株式会社Tecrest |
| 所在地 | 東京都渋谷区神南1丁目11-4 FPGリンクス神南 5階 |
| 設立 | 2024年7月1日 |
| 代表取締役 | 永田 祐太郎 |
| AppStore | https://apps.apple.com/jp/app/id6751766233 |
| GooglePlay | https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.tecrest.am |
trends編集部の一言
連続投稿ユーザーの割合が19.3%から48.4%へと約2.5倍に増加した数字は、単なるアプリの改善効果を超えたインパクトでした。業界全体としては「続けてもらう設計」がプロダクトの競争軸になりつつあるという流れと、この結果は重なって見えます。
マーケティングの現場でも、施策の継続率やリテンションをいかに設計するかは常に課題です。AIが人間の反応の代替ではなく「伴走」として機能するという発想は、業界全体の動向としても注目される方向性ではないでしょうか。
「1日1回しか投稿できない」という制約を逆手に取り、記録の質とユーザーの愛着を高めた設計は、マーケティング業界の文脈に置き換えると「摩擦をあえて残すことでエンゲージメントを高める」アプローチとして捉えられます。フィットネスや語学、美容など継続が価値の核となるサービスとの協業展開も、業界全体として同様の設計思想との共通性が見られました。
References
- ^ PR TIMES. 「1日1回投稿の日本産SNS「am(アム)」、AIキャラクター導入で連続投稿ユーザーが約2.5倍に急増──若者の"デジタル日記"化を促す「AI伴走」の実態を公開 | 株式会社Tecrestのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000172974.html, (参照 26-05-30).
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