アトミックソフトウェアがmedicalforceに「AI音声カルテ」を先行提供開始、SOAP形式カルテを自動生成
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アトミックソフトウェア株式会社は、2026年5月28日、クリニック向けオールインワンSaaS「medicalforce」において、「AI音声カルテ」の先行提供を開始しました。
medicalforceのAI音声カルテが備える5つの主要機能
「AI音声カルテ」は、ブラウザ上でリアルタイム文字起こしとカルテ下書き生成を行う機能です。主な機能は次の5点です。
- 診察中の音声をリアルタイムで文字起こし
- SOAP形式等のテンプレートに沿ったカルテ下書きをAIが自動生成
- クリニックごとのプロンプトカスタマイズで要約形式・項目を調整可能
- 自費診療・保険診療の両方に対応するテンプレートを標準装備
- 音声認識特有の同音異義語誤変換をAIが医療文脈から自動補正
最終的な確認や修正は医師が行う必要があります。AIが下書きを担い、医師が最終確認・修正を行う運用を想定しています。機能のデモ映像はこちらの動画で確認できました。
medicalforce intelligenceが掲げる業界特化AI戦略
汎用AIや汎用SaaSは、自由診療・保険診療クリニック向けの業務支援において、業界固有の業務フローに対応しきれないという課題がありました。アトミックソフトウェア株式会社は、750院以上のクリニックとの取引を通じて積み上げた業務データと業界知見をAIと組み合わせることで、汎用AIツールでは難しかった業界固有の業務フローへの適応を実現します。
「medicalforce intelligence」は、こうした背景から立ち上げられたAI機能群の統合ブランドです。日々の実務効率化から経営支援まで、機能を順次拡張していく方針で、医師やスタッフが患者と向き合う時間を最大化できる診療環境の実現を目指しています。
代表取締役CEO畠中 翔一氏は「クリニックの現場では、自費診療・保険診療を問わず、カルテ入力で発生する医師の工数は長く課題となっていました。業界の業務フローを徹底的に理解し、そこに最適化されたAIを実装してはじめて、現場で本当に使われるプロダクトになると考えています」と述べています。
AI音声カルテおよびmedicalforceの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | アトミックソフトウェア株式会社 |
| 所在地 | 東京都品川区西五反田3丁目6-21 住友不動産西五反田ビル4階 |
| 代表 | 畠中 翔一 |
| 設立 | 2020年11月 |
| 対象サービス | medicalforce(自由診療・保険診療対応クリニック向けオールインワンSaaS) |
| 新機能名 | AI音声カルテ |
| 提供形態 | 先行提供開始(2026年5月28日時点ではmedicalforce利用クリニックのみ利用可) |
| ブランド位置づけ | AI機能群「medicalforce intelligence」の第一弾機能 |
| 導入院数 | No.1(自由診療向け電子カルテ導入院数No.1・主要 6 社調べ・2026 年 3 月時点) |
| 調査機関 | 日本マーケティングリサーチ機構(調査期間:2026 年 2 月 15 日~2026 年 3 月 30 日) |
| 主な機能 | リアルタイム音声文字起こし/SOAP形式カルテ自動生成/プロンプトカスタマイズ/同音異義語自動補正 |
trends編集部の一言
カルテ入力という業務が医師の工数を長年圧迫してきたという事実は、医療現場を取り巻く構造的な課題として、広く認識されてきました。業界全体として、汎用AIでは対応しきれない領域にこそ専門特化型SaaSが差別化の余地を持つという流れが強まっており、「AI音声カルテ」はその動向を象徴する事例です。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、打ち合わせ後の議事録やヒアリングメモの自動整形のように、定型フォーマットへの変換工数がボトルネックになる場面は業種を問わず存在してきました。「入力→下書き→確認」という役割分担を明確に設計した専門特化型SaaSの定着モデルは、業界横断の構造変化として読み取れるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「アトミックソフトウェア「AI音声カルテ」を先行提供開始。AI機能群「medicalforce intelligence」の第一弾機能として | アトミックソフトウェア株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000075856.html, (参照 26-05-30).










