Revopointは、日本時間5月20日午前10時30分、次世代ハンドヘルド3Dスキャナー「POP 4」をクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて先行公開します。
POP 4の5つのスキャンモードとAI機能
POP 4の中核をなすのは、用途に応じて使い分けられる複数のスキャンモードです。30本の交差ブルーレーザーを格子状に照射する「30本クロスラインスキャン」は、工業部品や黒色物体、複雑な形状を高速かつミリ単位の精度でスキャンします。
リバースエンジニアリングや精密設計の現場での活用を想定した、即戦力となるモードです。狭小・深穴部位の取得に特化した「シングルラインスキャン」も用意されています。単線ブルーレーザーをビームを細く絞って照射するため、エンジンブロックの内部や精密金型の溝など、通常モードでは届かない部位のデータ取得が可能です。
製造業や金型業、精密機器分野での需要に応えるモードです。屋外・大型ワーク向けには、VCSEL(Vertical-Cavity Surface-Emitting Laser、垂直共振器面発光レーザー)を活用した「VCSEL高速スキャン」が対応します。
屋外100,000luxの強い日差し下でも安定動作し、車両・タイヤ・大型機械パーツ、屋外彫刻・建築部材・公共アート、人物全身スキャンなど幅広い対象に対応しています。
高精細な構造光パターンを投影する「フルフィールドHDスキャン」は、マーカーなしで対象物の細部を再現します。陶器や彫刻、フィギュアをはじめ、精密パーツや金属表面、エッジの多いパーツ、工芸品にも対応し、文化財保護・美術品デジタル化の分野でも注目されています。
さらにフルフィールドHDとVCSELを組み合わせた「ハイブリッドHDスキャン」は、高密度点群の取得とスムーズな追跡性能を両立し、中〜大型の工業部品やプロダクトデザインのプロトタイプに適したモードです。
POP 4が実現する世界初のAIリアルタイム対象物分離と3DGSモデリング
POP 4が「世界初」と称される機能が、AIリアルタイム対象物分離・追跡です。従来の3Dスキャンでは、スキャン後に背景や台座などの不要データを手動で削除する後処理に多くの時間を要していました。
POP 4は、ワンクリックで対象物を認識し、スキャン中も自動追跡することで不要な環境点群を自動除去します。これにより、後処理時間の短縮や不要データ削減が期待されます。
NVIDIA GPU搭載環境では、Gaussian Splatting(ガウシアンスプラッティング)技術を活用したフォトリアリスティック3Dモデル生成にも対応します。点群データとRGBスキャン情報を組み合わせ、1:1のリアリティを持つ3Dモデルを生成し、業界標準の .splat形式でエクスポートが可能です。
活用が想定される分野は次の通りです。
- ゲーム開発・リアルなアセット制作
- CGアニメーション・高精細キャラクターや背景
- VR/XRコンテンツ・没入感の高い仮想空間構築
登録は、無料で1分で完了します。CAMPFIRE公開時には超早割を含む最大37%OFFの限定価格が用意されており、数量限定のため、なくなり次第終了となります。
POP 4の製品概要と主要仕様
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | Revopoint |
| 製品名 | POP 4 |
| カテゴリ | 次世代ハンドヘルド3Dスキャナー |
| 先行公開日時 | 日本時間5月20日午前10時30分 |
| 公開プラットフォーム | CAMPFIRE |
| 先行優待 | 最大37%OFF(数量限定) |
| スキャンモード | 30本クロスラインスキャン シングルラインスキャン VCSEL高速スキャン フルフィールドHDスキャン ハイブリッドHDスキャン |
| AI機能 | リアルタイム対象物分離・追跡(世界初) |
| 3DGS対応 | Gaussian Splatting(NVIDIA GPU搭載環境のみ) |
| 屋外耐光性 | 100,000lux対応 |
trends編集部の一言
スキャン後の後処理が「ワンクリックで自動化される」という変化は、3D制作領域にとって工程設計の前提を変える規模の発表です。業界全体としては、3Dスキャン技術の導入障壁として「後処理工程のコスト」が長年語られてきたテーマであり、AIによるリアルタイム分離でその課題を入口から取り除く設計は、3D制作・製造・コンテンツ制作の各領域にまたがる工程転換の動きとして注目されます。
3D制作・広告制作領域では、商品ビジュアライズ用途への関心も広がりつつあります。業界を問わず、後処理自動化という機能軸への注目度は高まってきました。Gaussian Splattingによるフォトリアリスティックなモデル出力は、ゲームやVR/XRに限らず、EC商品表示や広告制作領域でも活用事例が増える可能性があります。マーケティングの文脈に置き換えると、3Dスキャン→即活用という流れが現実的になりつつある段階に差し掛かっているのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「Revopoint POP 4、多彩なの革新機能で3Dスキャンの常識を変える――世界初AI搭載ハイブリッドスキャナーがCAMPFIREに登場 | Revopoint Japan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000149394.html, (参照 26-05-21).
