株式会社アイ・エフ・クリエイトは、保険代理店向けRPAツール「GAINA Automation RPA」の自動車保険業務対応版をリリースしました。
GAINA Automation RPAが解決する比較推奨販売の業務負荷
保険代理店業務は、法令対応と顧客への提案品質が直結する領域です。自動車保険の提案においては、顧客の意向を把握した上で、複数社の見積もりを比較・提示する「比較推奨販売」のプロセスが重視されているのが現状です。
しかし、各社のシステムで同条件の見積もりを個別に作成する作業は膨大な手間がかかります。ヒューマンエラーや対応のタイムラグが生じやすい状況が、代理店業務の大きな課題となっていました。
GAINA Automation RPAが自動化する3つの業務プロセス
主な機能は以下の通りです。
- 新規見積書の比較作成(各社同条件での自動生成)
- 満期更新申込書の作成(契約データの自動読み込み)
- 満期時の他社見積り作成(切り替え提案用)
共同ゲートウェイとの連携で契約データを自動取り込みし、契約計上まで2アクションで完了します。営業担当者が手動で各社システムへ入力する必要がなくなり、提示漏れなどのミスを防ぎながらコンプライアンスを遵守した募集体制の構築に寄与するものです。
年間最大2,400時間の業務削減と現場への導入イメージ
RPAの導入により、1業務あたり平均80時間/年、トータルで年間2,000~2,400時間程度の業務削減が可能です(同社試算)。営業担当者がスマートフォンやタブレットからアンケート形式のフォームに情報を入力するだけで、RPAがバックグラウンドで複数社の見積書を作成します。
帰社後の事務作業が削減されることで、顧客へのスピーディーな提案が実現します。削減された時間を顧客対応やアフターフォローに充てることで、顧客満足度の向上と早期のネクスト・アクション提案が可能になるとしています。
GAINA Automation RPA 自動車保険版の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開発元 | 株式会社アイ・エフ・クリエイト |
| ツール名 | GAINA Automation RPA |
| 対象業務 | 自動車保険の見積り作成・満期更新・契約計上 |
| 対応損保会社 | 東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、損保ジャパン(4社) |
| 業務削減効果 | 年間2,000~2,400時間程度(同社試算) |
| 契約計上 | 2アクションで完了 |
| 本社所在地 | 東京都立川市 |
| 代表取締役 | 小川真一氏 |
| 代理店実績 | 23年・年間15万件の見積り提案 |
trends編集部の一言
1業務あたり平均80時間/年という削減効果は、現場規模によってはトータルで2,000時間超になる試算であり、数字として見ると相応のインパクトです。保険代理店業界全体としては、金融庁が推進する比較推奨販売への対応と業務効率化の両立が継続課題となっており、複数社システムへの重複入力というボトルネックは業界横断で語られてきたテーマです。保険代理店向けに23年の実務知見を持つ企業が自社の現場課題から開発したという点は、同種ツールとの差別化要素として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「【GAINA Automation RPA】自動車保険の煩雑な「見積り作成・更新業務」を完全自動化する新バージョンをリリース | 株式会社アイ・エフ・クリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000153760.html, (参照 26-05-21).
