シスタが介護施設向けAI「みちケア」を正式リリース、処遇改善加算取得を支援
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シスタ株式会社は2026年5月15日、介護施設向けAIプラットフォーム「みちケア」を正式リリースしました。
「みちケア」リリースの背景となる2026年6月介護報酬改定
2026年6月1日に介護報酬の臨時改定が施行されます。新設される処遇改善加算「Ⅰロ・Ⅱロ」を取得すれば、介護職員1人あたり最大月1.9万円(6.3%)の賃上げ原資を確保できました。
ただし、施設サービスでは「生産性向上推進体制加算Ⅰ又はⅡの算定」が取得要件です。ICT・DXを実際に運用へ組み込んだ施設だけが上乗せ区分を受け取れる仕組みとなっており、シフト作成の属人化、施設内ルート最適化に向けた学習コスト、書類作成の負担が、全国の施設経営者に共通する壁として立ちはだかっています。
厚生労働省「令和8年度介護報酬改定について」(2026年3月13日通知)に基づくこの改定は、DX投資の有無が加算取得要件に影響する制度設計となっています。
「みちケア」の3つの機能
「みちケア」では、介護現場で負担となっている業務を3領域で支援します。主な機能は次の3点です。
- 常勤や非常勤、資格要件、希望休等の暗黙知を含めたAIシフト自動生成
- シフト連動型の施設内訪問ルート最適化
- 他社勤怠ツールとのCSV連携と監査対応帳票の自動作成
AIシフト自動生成では、これまで施設長やサービス責任者が担ってきた暗黙知を含む複雑な条件を独自AIが一括最適化し、管理者の業務を調整・最終承認のみに絞り込みます。住宅型有料老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅含む)では、ケアプランや訪問看護の特別指示書をもとにした施設内ルートをシフトと連動して最適化し、売上向上・稼働率向上に必要不可欠とされる施設内ルートの調整を実現します。
他社の勤怠管理システムとはCSV形式で連携し、勤務形態一覧表など実地指導や加算届出に必要な帳票作成を支援する設計です。
「みちケア」のサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | みちケア |
| カテゴリ | 介護施設向けAIプラットフォーム |
| 正式リリース日 | 2026年5月15日 |
| 主な機能 | AIシフト自動生成や施設内ルート最適化、勤務形態一覧表などの帳票作成支援 |
| 検証導入済サービス種別 | 住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅や介護付有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設・通所介護 |
| 無料相談 | 個別オンライン説明会(60分)・施設内ルート最適化診断(30分) |
| 制度根拠 | 厚生労働省「令和8年度介護報酬改定について」(2026年3月13日通知) |
| 開発元 | シスタ株式会社 |
| 所在地 | 東京都港区赤坂3-17-3 |
| 代表者 | 代表取締役 梅谷 雄紀氏 |
| 設立 | 2024年9月24日 |
| サービスサイト | https://lp.michi.care/ |
trends編集部の一言
介護職員1人あたり最大月1.9万円(6.3%)という賃上げ原資が、DX導入の有無によって取得できるかどうか決まるという構造は、介護業界以外の視点からも注目される制度設計です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、ツール導入の成否が予算配分や評価指標に直結する局面は珍しくなく、「加算が取れるかどうか」という実利に紐づいた形でDX投資の判断軸が整備されていく動きは、業界全体のデジタル化推進における一つの設計モデルとして読み取れます。
シフト管理の属人化という課題は、介護業界に限らず中小規模の現場運営全般に共通するボトルネックでした。暗黙知をAIで吸収しながら既存の勤怠ツールとCSV連携できる設計は、現場の抵抗感を抑えつつ段階的に業務を移行できるアプローチであり、マーケティング業界における業務DXの流れとも重なる動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「介護施設向けAIプラットフォーム「みちケア」を正式リリース | シスタ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000158217.html, (参照 26-05-15).
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