本ニュースの3行要約
- Gmailやドライブ、ドキュメントからの情報をGeminiで利用可能になった。
- 管理者はOUやグループレベルで拡張機能を有効にでき、エンドユーザーはアプリからの情報をGeminiで要約や検索可能。
- 拡張機能はGemini BusinessやEnterprise、Education、Education Premiumアドオンを備えたユーザーに提供される。
Google WorkspaceのGmailやドライブ向け拡張機能がGeminiオープンベータ版で使用可能に
GoogleはGmail・Googleドライブ・Google ドキュメント向けのGoogle Workspace拡張機能を、生成AI「Gemini」上でオープンベータとして提供開始しました。[1]
この拡張機能を活用することで、ユーザーはこれらのアプリケーションからのデータをGeminiで相互参照し、効果的な応答とデータアクセスを可能にします。
このサービスはGemini BusinessやEnterprise、Education、Education Premiumユーザーに提供されており、特別な登録手続きは必要ありません。
Google Workspaceの拡張機能をGeminiで利用する方法
Google Workspaceの拡張機能をGeminiで利用する方法は、管理者向けとユーザー向けで異なります。各対象ごとに操作手順を詳しく解説します。
管理者向け設定手順
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Google Workspace 管理コンソールにログイン
管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
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拡張機能の有効化
左側のメニューから「アプリ」を選択して「Google Workspace」をクリック。
「Gmail」、「Google ドライブ」、「Google ドキュメント」をそれぞれ選び「サービスを有効にする」または「アプリを有効にする」をクリックして拡張機能を有効にする。 -
OU またはグループ レベルでの設定
必要に応じて、特定の組織単位 (OU) やグループの設定を行います。
「ユーザーとグループ」のメニューから特定のOUやグループを選択し、それらに対して拡張機能を有効にします。
ユーザー向け設定手順
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拡張機能の使用開始
管理者が拡張機能を有効にしたあと、Geminiにアクセスします。
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Google Workspaceとの接続
GeminiのWebサイトでGoogle Workspaceアカウントを使ってログインします。
ログイン後にGmailやGoogleドキュメント、Googleドライブなどのアプリと連携するための許可を与えます。 -
機能の利用方法
- Gmail: 受信したメールの内容を要約したり、素早く回答を得たりすることができます。
- Googleドライブ: ドライブ内のファイルを検索して要約を取得したり、重要な情報を抽出することができます。
- Googleドキュメント: ドキュメント内のテキストを要約し、簡単に情報を整理することができます。
Google Workspace拡張機能の導入によるビジネスの未来
Google Workspaceの拡張機能の導入により、Gmailやドキュメント、ドライブからの情報を直接Geminiプラットフォームで利用可能。結果として作業効率の向上が期待されます。
これにより必要な情報を迅速に取得し、より情報に基づいた意思決定を行うことが可能。特に複数のデータソースを頻繁に利用するユーザーにとっては、日常的な業務の効率が大幅に改善されるでしょう。
この新機能の導入は、ほかのクラウドサービスやデジタルワークスペースにも同様の統合を促進する可能性があります。今後はGoogleが提供するほかのサービスとの統合によってGeminiの機能が拡張され、より包括的なビジネス管理ツールに進化するかもしれません。
References
- ^ Google Workspace Updates. 「Introducing Gemini: Workspace Extensions Beta」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/07/gemini-workspace-extensions-beta.html, (参照 2024-07-17).
