PythonでOpenCVをインストールする前の準備
OpenCVをインストールする前に、Pythonのバージョンを確認しておきましょう。
OpenCVは特定のPythonバージョンに依存する可能性があるため、正常にOpenCVがインストールされなかったら、最新のバージョンにして再度試してみてください。
# Pythonのバージョンを確認
python --version
または
python3 --version
OpenCVのインストール方法
OpenCVは、pipを使用してインストールします。
基本モジュールのみをインストールする場合はpip install opencv-python
、拡張モジュールを含むインストールを希望する場合はpip install opencv-contrib-python
を使用してください。
# 基本モジュールのみをインストール
pip install opencv-python
# 拡張モジュールを含むインストール
pip install opencv-contrib-python
インストール確認とサンプルコードの実行
インストール後、以下のコマンドを実行し、OpenCVが正しくインストールされたかを確認してください。
# OpenCVのバージョンを確認
import cv2
print(cv2.__version__)
# 実行結果
4.5.2
バージョンが表示されれば、インストールは成功です。
特定のOSによってインストール手順が事ある
インストール手順はOSによって異なる場合があります。
WindowsやMac、Linuxでは、Pythonインタープリタの選択やpipのバージョンなどに注意する必要があります。
特にpipが古い場合は、pip install --upgrade pip
でアップグレードする事をおすすめします。
基本的な画像処理のサンプルコード
OpenCVのインストールは上記の工程で完了し、以下のような事を出来るようになります。
- 画像の色空間変換
- エッジ検出
- 顔認識
しかし、基本的な画像処理を最低限理解しておく必要があるので、次は「画像処理」について簡単に解説していきます。
以下は画像を読み込み表示させ、カメラからビデオをキャプチャする基本的なサンプルコードです。
# 画像を読み込む
import cv2
image = cv2.imread('example.jpg')
# 画像をウィンドウで表示
cv2.imshow('Image', image)
# キーボード入力を待つ
cv2.waitKey(0)
# ウィンドウを閉じる
cv2.destroyAllWindows()
上記のコードでは、cv2.imread()
で画像を読み込み、cv2.imshow()
で表示しています。
# カメラからビデオをキャプチャ
cap = cv2.VideoCapture(0)
while True:
ret, frame = cap.read()
cv2.imshow('Video', frame)
if cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord('q'):
break
cap.release()
cv2.destroyAllWindows()
上記のコードはカメラからビデオをキャプチャし、リアルタイムで表示します。
'q'キーを押すと、停止する仕様になっています。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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