
【Python】randomモジュールの使い方と使えない場合のトラブルシューティング
公開: 更新:Pythonのrandomモジュールの基本的な使い方
【サンプルコード】
import random
random_number = random.randint(1, 100)
print(random_number)
【実行結果】
1から100内の任意の整数が表示
まず1行目では、Pythonの標準ライブラリであるrandom
モジュールをインポートしています。import
キーワードは、Pythonで他のモジュールを現在のスクリプトに取り込む際に使用されます。
この操作により、random
モジュール内の関数や変数を自由に使うことが可能になります。randint
関数は、指定された範囲(この場合は1から100)内の任意の整数を返します。ここではrandom_number
という変数に、1から100の間でランダムに選ばれた整数が割り当てられます。
3行目のprint
関数は、その変数の値、つまりランダムに生成された整数を画面に表示します。上記のコードはランダムな整数を生成する基本的な方法を示しており、ゲームなど多くのプログラムで応用されます。
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randomモジュールの応用:リストからランダムな要素を選択
【サンプルコード】
import random
fruits = ['apple', 'banana', 'cherry', 'date', 'elderberry']
random_fruit = random.choice(fruits)
print(random_fruit)
【実行結果】
apple
ここでは、リスト内の要素からランダムに一つを選択する方法を示しています。
1行目でrandom
モジュールを再度インポートしており、2行目では文字列のリストfruits
を定義しています。このリストには5つの異なるフルーツ名が含まれており、これらの一つをランダムに選びたい場合に便利です。
3行目でrandom.choice(fruits)
関数を使用しており、choice
関数は与えられたリストの中からランダムに一つの要素を選択します。選ばれた要素はrandom_fruit
変数に保存され、4行目でその値が表示されます。
上記のコードは、ランダムなサンプルを取る場合に役立ちます。
randomモジュールが使えない時のトラブルシューティング
【サンプルコード】
import random
try:
random_number = random.randint(1, '100')
print(random_number)
except TypeError as e:
print("TypeError:", e)
【実行結果】
TypeError: cannot convert 'str' object to 'int'
この例では、randomモジュールでエラーが発生し使えない場合とその解決方法を解説します。
1行目でrandom
モジュールをインポートしています。3行目でrandom.randint
関数を使っていますが、意図的にエラーを引き起こすために第二引数に文字列「'100'」を使用しています。正しくは両方とも整数である必要があります。
この不正な引数のためにTypeError
が発生します。エラーが発生した場合、except
ブロックが実行され、エラーメッセージが表示されます。
このような例外処理はエラーが発生した時にプログラムが停止するのを防ぎ、問題の特定やデバッグを容易にします。エラーメッセージを理解し、適切なデータ型を使うことが重要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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