
【Python】with openでファイルがない時の対処法
公開: 更新:Pythonのwith openでファイルがない場合に起こること
Pythonでファイルを操作する際、with open
構文を使用するのが一般的ですが、指定したファイルが存在しない場合はFileNotFoundError
が発生します。このエラーは存在しないファイルにアクセスしようとした際に表示され、通常[Errno 2] No such file or directory: 'ファイル名'
のようなメッセージが出ます。
try:
with open("存在しないファイル.txt", "r") as f:
content = f.read()
print(content)
except FileNotFoundError:
print("ファイルが見つかりません。")
詳細説明 | |
---|---|
1行目 | 例外処理のtryブロックを開始 |
2行目 | with open構文で存在しないファイルを読み込みモード("r")で開こうとする |
3行目 | ファイルの内容を読み込みcontent変数に格納 |
4行目 | 読み込んだ内容を画面に表示 |
5行目 | FileNotFoundError例外が発生した場合の処理を定義 |
6行目 | ファイルが見つからない場合のメッセージを表示 |
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ファイルの存在を確認してからwith openで開く方法
ファイルの存在を事前に確認することによって、FileNotFoundError
を未然に防げます。Pythonのos.path
モジュールを使用すると、ファイルの存在を簡単に確認できます。os.path.exists()
関数はファイルが存在する場合はTrue
、存在しない場合はFalse
を返します。
import os.path
file_path = "sample.txt"
if os.path.exists(file_path):
with open(file_path, "r") as f:
content = f.read()
print(content)
else:
print(f"{file_path}が存在しません。")
詳細説明 | |
---|---|
1行目 | os.pathモジュールをインポート |
3行目 | ファイルパスを変数に格納 |
4行目 | os.path.exists()関数でファイルの存在を確認 |
5行目 | ファイルが存在する場合、with open構文で読み込みモードで開く |
6行目 | ファイルの内容を読み込みcontent変数に格納 |
7行目 | 読み込んだ内容を画面に表示 |
8行目 | ファイルが存在しない場合の処理 |
9行目 | ファイルが存在しない場合のメッセージを表示 |
with openでファイルがない場合に新しいファイルを作成する方法
ファイルが存在しない場合、新しいファイルを作成するには、with open
のモードを「w」や「a」に設定します。「w」モードは既存ファイルの内容を上書きし、「a」モードはファイルの末尾に内容を追加します。
with open("新しいファイル.txt", "w") as f:
f.write("このファイルは新規作成されました。\n")
f.write("2行目のテキストです。")
詳細説明 | |
---|---|
1行目 | with open構文で書き込みモード("w")でファイルを開く |
2行目 | ファイルに1行目のテキストを書き込み、改行文字を追加 |
3行目 | ファイルに2行目のテキストを書き込み |
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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