Pythonのfor文を途中で抜ける基本的な方法
Pythonのforループを途中で抜けるにはbreak
文を使用します。break
文はループ内の任意の場所で実行でき、実行された時点でループ処理が即座に終了します。
【サンプルコード】
data = [1, 3, 5, 7, 8, 9]
target = 8
for value in data:
if value == target:
print(f"{target}を見つけました")
break
print(f"現在の値: {value}")
【実行結果】
現在の値: 1
現在の値: 3
現在の値: 5
現在の値: 7
8を見つけました
上記のサンプルコードでは、リストdata
内に目的の値target
が存在するかを調べています。target
が見つかった時点でbreak
文が実行され、ループが終了するため、それ以降の値は処理されません。
break
文は検索処理や特定の条件が満たされた場合にループを終了したい場合に役立ち、条件分岐と組み合わせることによって複雑なループ制御も可能です。
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条件付きブレークポイントでfor文を抜ける方法
break
文は多くの場合、if文と組み合わせて使用されます。特定の条件が満たされたときにループが抜けるようになっており、この仕様によって柔軟なループ制御が実現可能です。
【サンプルコード】
numbers = [2, 4, -1, 7, 3]
for number in numbers:
if number < 0:
print("負の数を発見しました。ループを中断します。")
break
print(number)
【実行結果】
2
4
負の数を発見しました。ループを中断します。
上記のサンプルコードでは、リストnumbers
内に負の数が含まれているかをチェックしています。負の数が見つかった時点で、メッセージを表示しbreak
文によってループを中断しています。
このように条件付きでbreak
文を使用することによって、特定の条件が満たされた場合にのみループを終了させられます。エラーチェックや特定の状態になったら処理を中断する、といった場合に有用です。
breakとelseを組み合わせてfor文を抜ける方法
Pythonのforループにはelse
節を付加することが可能です。else
節はforループがbreak
文で中断されず、最後まで正常に実行された場合にのみ実行されます。
【サンプルコード】
values = [2, 4, 6, 8, 10]
target = 5
for value in values:
if value == target:
print(f"{target} が見つかりました")
break
else:
print(f"{target} は見つかりませんでした")
【実行結果】
5 は見つかりませんでした
上記のサンプルコードでは、リストvalues
にtarget
が含まれていないため、forループは最後まで実行されます。ループがbreakされずに終了したため、else
節が実行され指定のメッセージが表示されます。
else
節を使用することによって、forループが中断されたかどうかを判別し、それに応じた処理を実行できます。「breakによって中断された場合」と「正常に終了した場合」で異なる処理を行いたい場合に非常に有用です。
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