Amazon S3 Glacierとは
Amazon S3 Glacierとは、アマゾンウェブサービス(AWS)が提供する「長期データアーカイブ向けの低コストストレージサービス」です。アクセス頻度が低いデータやバックアップ、コンプライアンス対応のための長期保管が必要なデータを、通常のストレージより大幅に安価な料金で保存できます。
このサービスはデータの耐久性が99.999999999%と非常に高く設計されており、複数の施設とデバイスに自動的にデータが複製されます。データ取り出しには、数分から数時間の時間を要する代わりに、ストレージコストを月額1GBあたり0.004ドル程度に抑えられる点が特徴です。
S3 Glacierの3つのストレージクラス
S3 Glacierには取り出し速度とコストのバランスに応じて、Glacier Instant Retrieval、Glacier Flexible Retrieval、Glacier Deep Archiveの3種類のストレージクラスが用意されています。Glacier Instant Retrievalは四半期に一度程度アクセスするデータ向けで、ミリ秒単位でのデータ取り出しが可能です。
Glacier Flexible Retrievalは年に1、2回程度のアクセス頻度を想定しており、標準取り出しで3〜5時間、迅速取り出しで1〜5分でデータを取得できます。Glacier Deep Archiveは最も低コストで、7年から10年以上の長期保管が必要な規制対応データやデジタルメディア資産の保存に最適です。
| ストレージクラス | 取り出し時間 | 月額料金(GB) | 適用ケース |
|---|---|---|---|
| Instant Retrieval | ミリ秒 | 約0.004ドル | 四半期1回アクセス |
| Flexible Retrieval | 数分〜数時間 | 約0.0036ドル | 年1〜2回アクセス |
| Deep Archive | 12時間以内 | 約0.00099ドル | 年1回未満アクセス |
ライフサイクルポリシーによる自動移行設定
S3のライフサイクル管理機能を使用すると、オブジェクトの経過日数に基づいて、自動的にGlacierへデータを移行するルールを設定できます。例えば、作成後30日経過したログファイルをGlacier Flexible Retrievalに移行し、90日後にGlacier Deep Archiveへ移行するといった段階的な運用が可能です。
| 設定項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 移行条件 | 作成日からの経過日数 |
| 移行先クラス | Glacierの各ストレージ |
| 適用範囲 | プレフィックスやタグ指定 |
| 削除ルール | 指定日数後に自動削除 |
ライフサイクルポリシーは、S3バケット内のプレフィックスやオブジェクトタグに対して適用でき、JSON形式またはマネジメントコンソールから設定します。このポリシーにより手動操作なしで、コスト最適化とデータ管理の自動化を実現し、長期的なストレージ運用の効率化を図れます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
PythonをWebで実行する方法
共通テスト「情報Ⅰ」2年目で変わる、日本の教育と学び方
gitでブランチ(branch)を切り替える方法
git cloneでブランチを指定する方法
64GBのメモリが必要な人・不要な人の特徴
PCを再起動するコマンド一覧
CapsLock以外で大文字になる原因【Windows編】
パソコンで大文字になるのを解除する方法
面白いAIの活用事例を業界別に紹介
Gitでcommit(コミット)を取り消す方法
ITやプログラミングに関するニュース
サイボウズがkintone AIを正式提供、β版から約1年を経てクレジット制を導入
ロゼッタのラクヤクAIがCSRドラフト作成期間を90%以上短縮、従来4週間を約2日に
AI CROSSが不動産業界向け生成AI伴走支援を開始、アスコットの業務AI実装を実践サポート
日本情報クリエイトが「オーナー提案AIロボⅡ」売買査定を刷新、月1万円からW査定が回数無制限に
Wur株式会社がAI新規事業診断サービス「MVP事業診断レポート」をリリース、12の質問で事業構想を約10分で分析
バトンズがM&A専門家向け「AI概要書」β版を提供開始、企業概要書のドラフトを最速3分で自動生成
SCSKが観光DXサービス「Connexia」を開発、首里城公園でNFT活用の周遊促進が始動
Verdent AI発表、エンジニア不要でソフトウェアを構築する「AIエンジニアリングチーム」が登場
ゼネラルBREXAテクノロジーが外食・小売向けAIサービス「aimana」を開発、店長の意思決定をデータで支援
田中組がKencopa工程AIエージェント製品版を先行利用開始、建設現場の工程管理属人化を解消へ
