Accept-Languageとは
Accept-Languageとは、HTTPリクエストヘッダーの一つで、クライアントが理解可能な「自然言語」と「優先順位」をサーバーに伝えるための仕組みです。ウェブブラウザがサーバーにリクエストを送信する際、このヘッダーを通じてユーザーが希望する言語を通知することで、サーバー側で最適な言語のコンテンツを選択して返すことが可能になります。
このヘッダーは、品質値と呼ばれる重み付けパラメータを使用して、複数の言語に対する優先度を0から1の範囲で指定できます。例えば、日本語を最優先とし英語を次点とする場合、Accept-Language: ja, en;q=0.9のように記述することで、サーバーに対して明確な言語選択の基準を提供します。
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Accept-Languageヘッダーの基本構文と記述ルール
Accept-Languageヘッダーの基本構文は、言語コードと品質値を組み合わせた形式で構成され、複数の言語をカンマで区切って指定します。言語コードはISO 639-1で定義された2文字の言語コード、またはISO 639-1とISO 3166-1を組み合わせた地域指定付き言語コードを使用できます。
品質値を省略した言語には、自動で最高値の1.0が割り当てられ、サーバーはこの値が高い順に言語を選択します。ワイルドカード*を使用すると、明示的に指定されていない全ての言語に対する「許容度」を示すことが可能です。
| 記述例 | 意味 |
|---|---|
| ja | 日本語を要求 |
| en-US | アメリカ英語を要求 |
| fr;q=0.8 | 品質値0.8でフランス語 |
| *;q=0.5 | 任意の言語を品質値0.5 |
ブラウザとサーバー間のコンテンツネゴシエーション
サーバーはAccept-Languageヘッダーを受け取ると、利用可能な言語リソースと照合して、コンテンツネゴシエーションを実行します。この処理では、品質値の高い順に言語を評価し、サーバーが提供可能な言語の中から、最も適切なものを選択して応答を返却します。
| 処理ステップ | 動作内容 |
|---|---|
| ヘッダー解析 | 言語コードと品質値を抽出 |
| 優先順位付け | 品質値で降順ソート |
| リソース照合 | 利用可能な言語と比較 |
| 応答生成 | 最適な言語版を返却 |
サーバーが要求された言語を提供できない場合、デフォルト言語にフォールバックするか、HTTP 406ステータスコードを返して対応不可を通知します。多言語サイトでは、Content-Languageレスポンスヘッダーを使用して、実際に返却したコンテンツの言語をクライアントに明示的に伝えることが推奨されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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