スプレッドシートのPRICE関数とは
PRICE関数は米国債などの定期的に利息が支払われる証券の価格を、予想利回りに基づいて計算する会計関数です。この関数は証券の受渡日、満期日、年利率、利回り、償還額、利払頻度、日数計算方法の7つのパラメータを使用します。
関数の基本構文はPRICE(settlement, maturity, rate, yield, redemption, frequency, day_count_convention)で表現されます。英名ではsettlementは受渡日、maturityは満期日、yieldは利回りと呼ばれており、投資分析や財務計算で重要な役割を果たします。
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PRICE関数の基本パラメータ構成
PRICE関数の第1から第3パラメータは証券の基本情報を定義し、受渡日には証券が買い手に引き渡される日付を指定します。満期日は証券が額面価格で償還される終了日を表し、年利率は証券が支払う年間利息率をパーセンテージで設定します。
=PRICE(DATE(2024,1,15),DATE(2034,12,31),0.03,0.025,100,2,1)
第4から第6パラメータでは利回り計算の詳細を指定し、予想年利回りは投資家が期待する年間収益率を表します。償還額は満期時に支払われる元本額を設定し、利払頻度は年間の利息支払回数を1、2、4のいずれかで指定する必要があります。
日数計算方法の種類と適用場面
日数計算方法パラメータは0から4の値で異なる計算基準を選択でき、0は米国証券業協会標準の30/360方式を採用します。この方式では1ヶ月を30日、1年を360日として計算し、月末日付に対して特別な調整を行うため、米国の社債や地方債の計算に適用されます。
=PRICE(A2,B2,0.04,0.035,100,2,0) // 30/360方式
=PRICE(A2,B2,0.04,0.035,100,2,1) // 実日数/実日数方式
値1は実日数/実日数方式を示し、実際の経過日数と実際の年日数を使用して最も正確な計算を行います。米国財務省債券や手形の価格計算に使用され、非金融用途でも最も適切な計算方法とされています。
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