スプレッドシートのIMREAL関数とは
IMREAL関数は、Googleスプレッドシートのエンジニアリング関数カテゴリに属する関数で、複素数の実部を抽出して数値として返す機能を持ちます。複素数は数学的に実部と虚部から構成される数値形式で、IMREAL関数はその実部のみを取得することができます。
この関数は複素数を「a+bi」または「a+bj」の形式で受け取り、aの値である実数部分を結果として出力します。工学計算や科学計算において複素数を扱う際に、実部の値だけを必要とする場合に重宝される関数です。
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IMREAL関数の基本的な構文と引数
IMREAL関数の構文はIMREAL(complex_number)
という単純な形式で、引数として複素数を1つだけ受け取ります。引数のcomplex_numberには、「a+bi」または「a+bj」の形式で表現された複素数を文字列として指定する必要があります。
=IMREAL("3+5i")
=IMREAL("4j")
=IMREAL("7-2i")
複素数の表記においてiまたはjは虚数単位を表し、実部がない場合は0として扱われることになります。引数に無効な形式の文字列を指定した場合、エラーが返される仕様となっています。
具体的な使用例と計算結果
IMREAL関数を使用した実際の計算例として、「3+5i」の複素数から実部を抽出する場合を考えてみましょう。この場合、IMREAL("3+5i")は3を返し、実部である数値3が結果として出力されます。
=IMREAL("3+5i") // 結果: 3
=IMREAL("4j") // 結果: 0
=IMREAL("7-2i") // 結果: 7
「4j」のように実部が明示されていない純虚数の場合、実部は0として扱われるため結果は0になります。負の虚部を持つ「7-2i」のような複素数でも、実部の7が正しく抽出されて返される動作をします。
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