スプレッドシートのDEC2OCT関数とは
DEC2OCT関数は、10進数の値を符号付き8進数形式に変換するエンジニアリング関数です。この関数は、数値システム間の変換を行う際に重要な役割を果たします。
関数の基本構文はDEC2OCT(10進数, 有効桁数)
の形式で、10進数のパラメータは必須、有効桁数のパラメータはオプション扱いとなります。変換可能な10進数の範囲は、正の値で最大536870911まで、負の値で最小-53687092までという制限があります。
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10進数パラメータの入力仕様
10進数パラメータは文字列形式での入力が基本となっており、数値を直接入力した場合でも自動的に文字列として処理されます。例えばDEC2OCT(199)
とDEC2OCT("199")
は、どちらも同じ結果である307
を返します。
=DEC2OCT("100", 8)
=DEC2OCT(A2)
=DEC2OCT(199)
入力値が有効な10進数として認識された場合、自動的に適切な文字列入力に変換される仕組みとなっています。この処理により、セル参照を使用した場合でも正確な変換が実行されます。
有効桁数パラメータの動作特性
有効桁数パラメータは結果の桁数を制御するオプション機能で、指定した桁数に満たない場合は左側に0を付加します。ただし、このパラメータは10進数が負の値の場合は無視される仕様となっています。
=DEC2OCT("100", 8)
=DEC2OCT("73", 5)
=DEC2OCT("-10")
必要な桁数が指定した有効桁数を超える場合、#NUM!
エラーが返される制約があります。また、8進数の結果をさらに計算で使用する際は、Googleスプレッドシートが自動的に変換を行うため注意が必要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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