AccordSystemがデータ連携・権限管理サービス「ECops」を提供開始、APIキーを直接渡さずAI活用基盤を整備
公開:
株式会社AccordSystemは2026年7月7日、ECデータをAIツールから安全に活用できるデータ連携・権限管理サービス「ECops」の提供を開始しました。
ECopsが目指すAI導入前の壁の軽減
AIを使いたいという声は多い一方、組織として、実務に根ざした活用に至っている事業者はまだ少ないとされています。その背景には、ツールの接続管理、権限設定、操作ログの整備といった、AI導入以前に越えるべき課題が数多く残っています。
ECopsは、こうした最初の壁を取り除くために開発されたサービスです。APIキーをAIや担当者に直接渡す必要がなく、接続情報はECops内で一元管理されます。生成AIの導入前に必要となるデータ接続、整理、アクセス制御の負担を減らし、EC事業者がAI活用やPoCを始めやすい土台を整えます。
ECopsの主な機能と特徴
ECopsが備える主な機能は次の6点です。
- ECチャネルとのデータ接続を一元管理
- 数クリックで接続・APIキーを直接渡さない設計
- 誰が・どのデータを扱えるかの権限範囲設定
- MCPを通じてChatGPTやClaudeなどからECデータを活用
- 誰が・いつ・どのAIから何を実行したかの操作ログ記録
- AI活用相談・PoC設計・既存システム連携構想の支援
権限範囲は「閲覧だけ」「特定の操作だけ」といった細かい単位での設定が可能です。操作ログは、監査やトラブル対応にも活用できる設計となっています。単なるデータ取得ツールではなく、組織として、AIを安全に使うための接続管理やアクセス制御、監査の土台を担います。
ECopsの今後の展開と対応チャネルの拡大予定
第一弾のAmazon連携を皮切りに、今後は楽天市場、Yahoo!ショッピング、Shopifyなどの自社ECとの接続を順次拡大する予定です。あわせて、Google広告、Meta広告、OMSなどの一元管理システム、各種SNSプラットフォームへの接続拡大も計画しています。複数チャネルのデータをECopsに集約することによって、チャネル横断の分析やMCPを通じたレポート・示唆生成を行いやすくなる設計です。
代表取締役の請関 海氏は、「ECopsは、その最初の壁を取り除くために開発したサービスです。Amazon連携を第一弾として、今後も現場の課題に向き合い続けます」とコメントしました。点在するECデータを組織で活用できる知見へ変えていくことを目指します。
ECopsの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社AccordSystem |
| サービス名 | ECops |
| サービス区分 | データ連携・権限管理サービス |
| 提供開始日 | 2026年7月7日 |
| 第一弾対応 | Amazon(広告データ・売上データ・ブランド分析データ) |
| 今後の対応予定 | 楽天市場、Yahoo!ショッピング、Shopify、Google広告、Meta広告、OMS、各種SNSプラットフォーム |
| 主な機能 | データ接続管理・APIキー直接共有不要設計・権限設定・操作ログ記録・MCP連携 |
| 会社所在地 | 〒610-0332 京都府京田辺市興戸和井田 56-1 A&Kビル 202 |
| 設立 | 2025年5月 |
| 代表者 | 代表取締役 請関 海 |
| 企業URL | https://accordsystem.co.jp |
trends編集部の一言
「AIを使いたい」という声は多いのに、組織として、実務に根ざした活用に至っているケースは少ないという現状は、マーケティング業界でも広く観察される傾向です。ツール同士をつなぐ接続管理や誰に何を許可するかという権限整理は地味な作業ですが、AIを継続的に活用する土台として欠かせない部分と言えます。
マーケティング業界でも、広告データや顧客データを複数のツールに分散させたまま、一部のメンバーだけが手作業で集計するという状況は珍しくありません。ECopsのように「データの接続やアクセス権限、ログを一元管理する中間層」を設ける発想は、EC以外の領域でも技術的な応用可能性を示しており、業界横断での活用基盤設計の動向としても注目されます。
Amazon連携を第一弾として楽天市場やShopify、Google広告、Meta広告など主要チャネルへの拡張ロードマップが示されている点も、複数チャネルを抱える事業者への普及を後押しする要因として位置づけられます。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社AccordSystem、ECデータをAIツールで安全に活用する「ECops」を提供開始 | 株式会社AccordSystemのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000177664.html, (参照 26-07-09).




