株式会社ミュートスは、製薬企業向け営業支援システム「Co-ReFit®」に、AI技術を活用した活動サポート機能(β版)や施策管理機能、適応外情報の抽出機能を追加しました。
Co-ReFit®のMR業務を支援する4つのAI活動サポート機能
今回追加されたAI活動サポート機能(β版)は、「報告アシスト」「報告品質チェック」「活動要約」「面談シミュレーション」の4機能で構成されています。それぞれがMRの業務プロセスにおける異なる段階を支援する設計です。
報告アシストは、過去の活動報告と面談でのアクション・医師の反応等に基づき、AIが報告内容の下書きを自動作成する機能です。MRが確認のうえ適宜修正・追記を行う構成となっており、報告入力にかかる時間を大幅に短縮することによって、MRが本来の活動に集中できる環境を整えます。
報告品質チェックは、活動の報告内容をAIが添削し、MRにフィードバックする機能です。報告の品質や販売情報提供ガイドラインに照らしたリスクレベル、NGワードの検出等を判定します。上長への提出前にMR自身が内容を見直すことで、報告の質を自主的に高めることが可能です。
活動要約は、蓄積された活動報告をAIが分析・要約する機能です。過去の活動概要や医師の関心推移、ペルソナ分析に基づいた医師の傾向を把握でき、次回アクションへのアドバイスも提示します。引継ぎ時には前任者の活動や医師の傾向を素早く把握できるため、担当変更時の円滑な引継ぎにも活用できます。
面談シミュレーションは、面談前に面談シナリオをAIとシミュレーションできる機能です。過去の活動報告から医師の傾向や製品への関心をAIが分析し、想定される質問や面談のアドバイス、注意点などを提示します。事前準備をAIと共に行うことで、面談の質を高められます。
Co-ReFit®に追加された施策管理・適応外情報抽出機能
今回の機能追加には、AI活動サポート以外にも2つの機能が含まれました。実消化明細機能と適応外情報の抽出機能です。
実消化明細機能は、注力製品のプロモーション施策をMRに周知し、実施状況を進捗管理できます。施策の実施状況は日々の活動報告と同時に入力できるため、MRに負担をかけることなく実績の収集が可能です。組織ごとの進捗状況をリアルタイムに把握できることで、迅速な施策推進を支援します。
適応外情報の抽出機能は、MRが報告した適応外情報をまとめて確認できる機能です。蓄積されてきた適応外情報を集約・可視化することで見落としを防ぎ、安全性管理部門の業務負担を削減します。
Co-ReFit®の製品概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | Co-ReFit®(コ・レフィット) |
| カテゴリ | 製薬企業向け営業支援システム |
| 開発元 | 株式会社ミュートス |
| 所在地 | 大阪府大阪市 |
| 代表取締役 | 富山 慎二氏 |
| 設立 | 2007年 |
| 対応ブラウザ | Chrome、Safari(PC・スマートフォン・タブレット) |
| 導入形態 | AWSクラウド環境によるプライベートクラウド、またはオンプレミス等 |
| 製品サイト | https://www.co-refit.media/ |
trends編集部の一言
MRの業務は「情報提供の質」と「報告業務の量」という二律背反を長年抱えてきた領域です。面談準備・報告作成・引継ぎという工程それぞれにAIが入り込む設計は、単なる入力補助ではなく業務フロー全体を再設計しようとする試みとして読み取れました。製薬DX領域全体としては、こうした「工程ごとにAIを充てる」アプローチが広がりつつあり、マーケティングや営業支援の現場でも同様の流れが定着しつつあります。
特に報告品質チェック機能が、ガイドラインへの準拠確認まで自動化している点は注目に値します。製薬業界に限らず、コンプライアンスチェックを人力で行うコストは各業界で共通の課題です。他業界でも同様のコンプライアンス対応自動化ニーズが高まっているという点で、業界横断の動向とも重なる取り組みでした。
AI活動サポート機能がβ版という位置づけである点も、フィードバックを重ねて精度を高めていく姿勢として誠実な開発方針と言えるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「製薬企業向けSFA「Co-ReFit®」にAIによる活動サポート機能(β版)他を追加 | 株式会社ミュートスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000049259.html, (参照 26-06-25).
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