セブンセンスマーケティング株式会社は、PCログ管理のクラウドサービス「みえるクラウド®ログ」に、AIエージェント「Claude」とのMCP連携機能を追加しました。
みえるクラウド®ログのMCP連携機能の詳細
「みえるクラウド®ログ」は、PC稼働中のアプリ使用時間や作業記録、稼働状況を自動で蓄積・管理するクラウドサービスです。蓄積されたログデータをMCP経由で「Claude」に接続したことで、「いつ・誰が・何をしたか」を自然言語で即座に引き出せるようになりました。
従来のデータ活用では、「どのグラフを見るべきか思考し、対象データを探し、自ら読み解く」というプロセスが必要だったのです。一定のITリテラシーと時間を要するため、「データはあるけど活用しきれない」という状況が多くの企業で課題となっていました。MCP連携は、この工程を「AIに聞くだけ」というシンプルなプロセスへと転換しました。
例えば、「A氏の4月の業務内容を教えて」と問いかけるだけで、自動的にレポートが出力されます。総務のメイン業務への投下時間だけではなく、「営業支援業務」へのサポート実績など、周囲から見落とされがちな他部署への貢献も記録されてきました。
「評価面談が明日あるため、自社のMission、Vision、Value(MVV)に照らし合わせてB氏の先月の業務評価を作成してほしい」といった複合的な指示にも対応しており、データ集計から資料化までを一気通貫で完了できます。約52分の業務時間削減や80件以上の自動集計処理といった実績も報告されています。
活用できる領域は次の3つです。
- 人事・労務領域:稼働ログに基づいた客観的な評価フィードバックや採用募集要項の自動生成
- 経営・組織領域:MVVと個人の業務内容を照らし合わせたエンゲージメント分析と経営戦略への反映
- 現場・マネジメント領域:プロジェクトごとの正確な工数把握、ボトルネックの発見、業務プロセスの改善
「みえるクラウド®ログ」と接続した「Claude」に、カレンダーやチャットツールをさらに連携させることで、より精度の高い業務分析も可能です。経営者から現場のマネジメント層まで、データをみる人のストレスを解放します。
みえるクラウド®ログのMCP連携機能概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | セブンセンスマーケティング株式会社 |
| 対象サービス | みえるクラウド®ログ |
| 連携AIエージェント | Claude(MCP経由) |
| 活用技術 | 特許第7572760号「業務支援書類作成装置」・本連携技術(特許出願中) |
| 料金 | 10万円/月〜(MCP活用プラン) |
| 所在地 | 静岡県沼津市高島町15-5(沼津オフィス)/東京都中央区銀座8-18-3 銀座加藤ビル 2F(銀座オフィス) |
| 設立 | 2020年3月4日 |
| 代表 | 宮田昌輝 |
| 社員数(役員含) | 10名 |
trends編集部の一言
「2026年6月5日時点・自社調べ」という条件付きながら、PCログ領域でのMCP連携機能が国内初とされる点は、注目に値する発表です。業界全体としては、「データはあるのに活用できていない」という状態は分野を問わず共通の課題として、長らく横たわっています。
「データを見る」から「データに聞く」というコンセプトは、マーケティング業界の文脈に置き換えると、アクセス解析や広告レポートをダッシュボードで確認する手間が、自然言語の問いかけに変わるイメージに近いです。生成AIによる自然言語UI化の流れは業界全体で加速しており、ITリテラシーに依存しない設計は、ツールが使いこなされないまま放置されるリスクを下げる観点から、同種サービスでも共通して重視される方向性となっています。
一方で、PCログというセンシティブなデータをAIに接続する構成については、導入検討時に従業員への説明や同意取得の設計が重要になる場面もあるのではないでしょうか。特許技術の活用と出願中という姿勢からは、継続的な機能拡張への意欲をうかがえます。
References
- ^ PR TIMES. 「日本初!PCログ領域でAIエージェントに接続するMCP連携機能をリリース | セブンセンスマーケティング株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000139917.html, (参照 26-06-09).
