エキサイト株式会社は、社内にAI専門家を持たない企業向けに、ヘルプデスクサービス『AIサポートデスク』の提供を開始します。
『AIサポートデスク』が支援するAI専門家不在企業の課題
生成AIの登場以降、業務へのAI活用は経営課題として急浮上しました。多くの企業が共通の障壁に直面しており、「どのAIをどの業務でどこまで使うべきか判断できる人材が社内にいない」「入力データの学習利用や情報漏洩リスク、社内ルールの整備方法が分からない」といった声が多く聞かれます。
加えて、「プロンプトの書き方やツールの使い分けを教えられる人がいない」「AIを導入したものの、現場での活用が進まず生産性に変化が見られない」という組織浸透の課題も根強くあります。『AIサポートデスク』は、こうした企業の悩みに総合的に応えるサービスとして設計されました。
『AIサポートデスク』の3つの特徴で段階的に支援
サービスの主な特徴は次の3点です。
- ビジネス系・技術系の2名体制による悩み相談対応
- AIモデル・ツールの選定から初期設定・ガイドライン策定を支援
- ワークショップによる現場リテラシー向上と組織浸透
悩み相談の対応は、AIのビジネス利用と業界トレンドに精通したビジネス系担当者と、技術的な質問や実装方法の判断・リスクの判定が可能な技術系担当者の2名が担います。定例ミーティングで継続的に状況を把握しながら、日々の相談や問い合わせに応じる体制です。
ツール選定と環境整備の面では、企業の業務内容や社内ルールに最適なAIモデルやAIツールの選定、ユーザー管理・権限に関する初期設定、利用ガイドラインの策定を支援します。エキサイト社内で整備・全社展開してきた「AI利用ガイドライン」や「AIツール選定ガイドブック」のノウハウをもとに、企業ごとに適したルール策定を後押しします。
内部統制やコンプライアンス、個人情報保護の観点を重視する上場企業にも対応できる点が特徴です。
組織浸透の支援では、プロンプトの書き方やハルシネーションの抑制方法といった基礎から、組織で活用するスキルの構築やAIエージェントの開発まで、現場のリテラシーや業務ニーズに合わせてワークショップを開催します。
ChatGPT・Claude・Geminiなどの生成AIモデルについては、実際の業務活用経験を背景にした支援を行います。Claude Code・NotebookLM・Genspark・n8nなどのAIツールについても同様に、実践的なノウハウをもとに対応します。
『AIサポートデスク』開始記念の無料ワークショップ概要
提供開始を記念して、「初めてのClaude Cowork - スキル構築ワークショップ」を最大10社に無料提供します。手を動かしてスキルの作成を体験することによって、業務での具体的なAI活用がイメージできるワークショップです。主にビジネス職の方や、初めてClaude Coworkに触れる方を対象としています。
『AIサポートデスク』の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | エキサイト株式会社 |
| サービス名 | 『AIサポートデスク』 |
| サービス種別 | ヘルプデスクサービス |
| 対応担当者 | ビジネス系担当者・技術系担当者 計2名 |
| 主な支援内容 | AI活用の悩み相談・AIモデル/ツール選定・初期設定・ガイドライン策定・ワークショップ開催 |
| 記念ワークショップ | 「初めてのClaude Cowork - スキル構築ワークショップ」(最大10社・無料) |
| 申し込みフォーム | https://ai-dev.excite.co.jp/lp_workshop/ |
| 所在地 | 東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ森JPタワー 27階 |
| 設立 | 1997年8月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 西條 晋一氏 |
| 企業URL | https://info.excite.co.jp/ |
trends編集部の一言
「AIに詳しい人が社内にいない」という課題が、これほど多くの企業に共通しているという事実は、業界を超えたインパクトがあります。マーケティング領域においても、新しいAIツールの登場により「どれを使うべきか」「どこまで許容するか」の判断に迷う企業が増加しており、専任の相談窓口へのニーズが高まっていると言えます。
上場企業が自社で整備した「AI利用ガイドライン」や「AIツール選定ガイドブック」を参考にできる点は、コンプライアンス重視企業で関心を集めそうです。ビジネス系と技術系の2名体制で対応するという設計も、組織の実態に即した判断がしやすくなるのではないでしょうか。
ツール導入後の「組織浸透」まで支援スコープに含めている点も注目されます。AIツールを導入しても現場での活用が一部にとどまるという課題は、業界全体としてAI導入後の定着支援ニーズが高まるなかで繰り返し語られてきたテーマです。伴走型支援による浸透効果が業界横断で注目されそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「上場企業のノウハウを提供、AI活用に悩む企業向けヘルプデスク『AIサポートデスク』を開始 | エキサイトホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001105.000001346.html, (参照 26-05-22).
