【時間がない人向け】記事の3行要約
- 株式会社ZOZOのAndroidアプリ「ZOZOTOWN」にアクセス制限不備の脆弱性が発覚
- 脆弱性は最新バージョンの7.39.6で修正済み、ユーザーはアップデートが必要
- 脆弱性悪用により任意のウェブサイトへのアクセスやフィッシング被害の可能性あり
株式会社ZOZOのAndroidアプリにカスタムURLスキームの脆弱性
株式会社ZOZOが提供するAndroidアプリ「ZOZOTOWN」でカスタムURLスキームを悪用されるアクセス制限不備の脆弱性が明らかになった。この脆弱性は「CWE-939」として識別され、CVSS v3の基本値は4.3と評価されている。[1]
影響を受けるのは「ZOZOTOWN」アプリのバージョン7.39.6より前のバージョン。任意のアプリからリクエストを受け取って意図しないウェブサイトへのアクセスを実行させられる可能性があるため、フィッシングなどの被害につながるおそれがある。
脆弱性への対策としては、ZOZOが提供する最新バージョンである7.39.6へのアップデートが必要だ。同社は本脆弱性を修正したアプリのアップデートをリリースしており、ユーザーは速やかな適用が求められる。
trends編集部「K」の一言
モバイルアプリのセキュリティにおいて、外部との連携機能は利便性とのトレードオフが難しい領域だ。特にカスタムURLスキームのような独自プロトコルの実装は脆弱性の温床になりやすく、入念な設計と検証が不可欠と言える。アプリで外部リンクを開く際はどのアプリから要求されたかを厳密にチェックし、ホワイトリストに登録された信頼できるアプリ以外は無条件に遮断するなどの防御策が求められる。
一方、脆弱性対策としてアプリの機能を制限し過ぎてしまうと、ユーザビリティを損なうジレンマもある。アプリ開発者には、セキュリティとUXのバランスを考えた柔軟な設計思想が問われている。また、どんなに対策を施しても脆弱性のリスクをゼロにはできない以上、迅速なアップデート対応などインシデント対応力も重要になるだろう。
加えて、ユーザー企業がサードパーティ製アプリを社内で利用する際のリスク管理という視点も忘れてはならない。アプリストアを通じた配布だからと言って完璧ではなく、むしろ巧妙化する攻撃の脅威は増す一方だ。セキュリティ部門とアプリケーション管理部門が連携し、利用アプリのリスクアセスメントと管理ポリシーの整備を行うことが望まれる。
References
- ^ JVN iPedia. 「JVNDB-2024-000065 - JVN iPedia - _x0090_Æ_x008e_ã_x0090_«_x0091_Î_x008d_ô_x008f_î_x0095_ñ_x0083_f_x0081_[_x0083_^_x0083_x_x0081_[_x0083_X」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-000065.html, (参照 24-06-20).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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