【時間がない人向け】記事の3行要約
- Microsoftが新機能を搭載したMesh in Teamsを発表。2024年6月18日より提供開始
- AI活用のアバター自動生成や専用の没入型空間追加、コンテンツ共有の改善などを実装
- Mesh appではイベントカスタマイズ機能拡充、プレゼンター支援ツールの充実化を図る
MicrosoftがAI活用のアバター自動生成機能を発表
Microsoftは2024年6月18日より、Mesh in TeamsにおいてAIを活用したアバター自動生成機能を提供開始。ユーザーが提供した写真をAIアルゴリズムで解析し、顔の形状や髪型、眼鏡、髭などの特徴を自動で抽出して最適なアバターを3パターン提案します。[1]
従来のアバター作成では、パーツの組み合わせが膨大で選択に時間がかかるという課題があった。AIによる自動生成によりユーザーの手間を大幅に削減しつつ、自分に似たアバターを簡単に作成可能だ。
写真からのアバター生成機能は6月からパブリックプレビューで提供され、正式リリースは7月を予定。Teamsでのアバター管理方法など、詳細な情報はMicrosoftのドキュメントサイトで公開されている。
イベント管理機能が強化されたMesh appの新バージョンが登場
Microsoftは没入型イベントプラットフォームのMesh appにおいて、イベント管理機能を強化した新バージョンを2024年7月初旬にリリースする予定だ。イベント設定のプロセス簡素化やオブジェクト配置のUI改善、すぐ使えるテンプレートの提供などによりカスタマイズ作業の効率化を図る。
大規模イベントではプレゼンターが全ての部屋の参加者リアクションを一括で可視化でき、リアルタイムにオーディエンスの反応を把握できる。少人数との密なコミュニケーションを重視する場合は、プレゼンターが部屋を自由に移動できる機能も用意した。
一度限りのイベントだけでなく、学習リソースや製品情報などを集約した常設の没入型空間構築にも活用できる。イベント後も参加者がいつでもアクセスし、コンテンツを復習したりチームとつながったりできるようにする。
trends編集部「K」の一言
Mesh in TeamsとMesh appの新機能は、バーチャルコラボレーションの可能性を大きく広げるものだ。特にAIを活用したアバター自動生成はユーザーの敷居を下げ、よりカジュアルなアバター利用を促進するだろう。自分の分身となるアバターが手軽に作れればバーチャル空間での臨場感や感情表現が向上し、対面に近いコミュニケーションが実現する。
イベント管理機能の拡張は、大規模イベントでのプレゼンターとオーディエンスの一体感を高める効果が期待できる。全体の反応をリアルタイムに可視化したり、部屋を自由に行き来したりできれば、オンラインイベントならではの利点を活かした双方向性の高い進行が可能になるはずだ。
常設の没入型空間はチームの知識共有やコラボレーションのハブとなり得る。メンバー同士の偶発的な交流も誘発する空間があれば、物理的な距離を越えたチームの一体感醸成に役立つだろう。アイデア出しや課題解決にも新たなアプローチをもたらすかもしれない。
MicrosoftはTeams/Mesh/HoloLens/Azureをはじめとする技術を組み合わせ、VR/ARを取り入れた協働プラットフォームの構築を加速している。没入型コラボレーションを追求するMicrosoft の取り組みは、ハイブリッドワークの在り方を変える可能性を秘めているので目が離せない。
References
- ^ Microsoft Teams Blog. 「 From Pixels to Presence: New Features Coming to Microsoft Mesh - Microsoft Community Hub 」. https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-teams-blog/from-pixels-to-presence-new-features-coming-to-microsoft-mesh/ba-p/4139140, (参照 24-06-20).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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