株式会社ナレッジワークは、AIによる商談の記録・解析を行うプロダクト「ナレッジワークAI商談記録」について、株式会社紀陽銀行が試行を開始したと発表しました。
紀陽銀行が「ナレッジワークAI商談記録」を試行開始し営業プロセスの変革に着手
株式会社紀陽銀行では、対面を中心としたオフラインでの商談・会議が多く、お客様との交渉記録や議事録の作成・共有、システム登録に一定の工数と労力を要しているという課題がありました。お客さまとの商談内容や意思決定の経緯は、融資案件の組成や預かり資産に関するお客さま意向の確認において重要なエビデンスであり、正確かつ網羅的に記録・管理することが求められます。
今回の試行では、「ナレッジワークAI商談記録」を活用し、商談の議事録作成やCRM/SFA入力の自動化、商談の録音録画・書き起こしのAIによる代行を進めます。こうした機能を通じて、営業担当が商談に集中できる環境の実現を目指す構えです。あわせて、AIによる商談記録・解析が業務効率化や提案品質向上にどのように寄与するかを検証していきます。
株式会社紀陽銀行DX戦略部長の森田 昇利氏は、試行の意義について次のように述べています。「営業現場では、お客さまとの対話の中に多くの示唆や重要な意思決定が含まれている一方、それらを記録や整理、共有する業務が現場の負担となっているケースも少なくありません。AIを活用して商談内容を正確に記録・可視化し、行員が本来注力すべき『お客さまとの対話』や『次の提案』により多くの時間を充てられる環境づくりを検証していきます」
ナレッジワークAI商談記録の主な機能
「ナレッジワークAI商談記録」は、オフライン(対面訪問)とオンライン(Web会議・IP電話)のあらゆる商談形態に対応した記録・解析プロダクトです。商談の議事録作成やCRM/SFA入力の自動化などを通じて、営業担当が商談に集中できる環境の実現を目指します。
主な機能は以下の3点です。
- オフライン・オンライン両対応の自動文字起こし
- 商談要約やネクストアクション提示、フィードバックの自動作成
- セールスフォースへの商談内容の自動入力
商談後のレポートはAIが自動生成し、CRM/SFAへの入力作業も自動化されます。記録や要約、共有の効率化にとどまらず、実データに基づいたスピード感のある判断・行動が可能な業務プロセスの実現を目指し、有効性を検証していきます。
ナレッジワークAI商談記録・株式会社ナレッジワーク会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| プロダクト名 | ナレッジワークAI商談記録 |
| カテゴリ | AIによる商談の記録・解析を行うプロダクト |
| 試行企業 | 株式会社紀陽銀行 |
| 主な機能 | 自動文字起こし・商談レポート自動作成・CRM/SFA自動入力 |
| 対応商談形態 | オフライン(対面訪問)・オンライン(Web会議・IP電話) |
| CRM連携 | セールスフォース |
| 導入規模 | 数千名規模(NTTドコモビジネス、みずほ銀行、日清食品ほか) |
| セキュリティ認証 | ISO 27001(ISMS)、ISO 27017(クラウドセキュリティ認証)、ISO 27701(プライバシー認証)、SOC 2 Type1(セキュリティ・可用性・機密保持・処理のインテグリティ・プライバシー) |
| 開発元 | 株式会社ナレッジワーク |
| 所在地 | 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 51階 |
| 設立日 | 2020年3月18日 |
| 創業日 | 2020年4月1日 |
| CEO | 麻野 耕司氏 |
trends編集部の一言
NTTドコモビジネス、みずほ銀行、日清食品など数千名規模の導入実績を持つプロダクトが、地域金融機関の営業現場でも試行されます。この構図は、大手向けで磨かれたAIツールが業種・規模を越えて水平展開していく動きを示しています。営業DX業界全体としては、商談記録の自動化は「接触履歴の蓄積」と「次回施策への反映」を並行して進める仕組みであり、CRM運用の精度を高めるデータ収集コストをどう下げるかという業界横断の課題への一つの応答として読み取れるでしょう。
「記録する業務」と「対話する業務」を分離するという設計思想は、フィールドセールスとインサイドセールスが混在する組織構造にも影響を与える可能性があります。セールスフォース連携による入力自動化まで含めると、営業現場のデータ基盤整備という観点でマーケティング業界の動向としても示唆を含む取り組みになるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社紀陽銀行、AIによる商談の記録・解析を行う「ナレッジワークAI商談記録」の試行開始 | 株式会社ナレッジワークのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000063428.html, (参照 26-05-18).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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