画像や動画を簡単に作成できるプラットフォームCanva(キャンバ)が、ChatGPTプラグインに導入されました。ChatGPT Plusユーザーであり、ライター業務でもCanvaをよく利用する筆者にとって見逃すわけにはいかない情報だったので、早速触ってみました。
この記事では、Canvaの特徴とChatGPTプラグイン「Canva」の使い方について、実際の操作画面を用いて解説します。
Canvaとは
Canvaとは、オンラインで手軽に利用できるグラフィックデザインプラットフォームです。61万点以上の多様なテンプレートと1億点以上のリッチな素材(写真、動画、イラスト、音楽など)を提供しており、一部機能は無料で利用できます。
直感的なドラッグ&ドロップ機能により、専門的なスキルがなくても簡単に画像や動画を作成できるのが特徴。SNS投稿からロゴ、プレゼンテーション、動画まで多くの用途に対応しており、さまざまなデジタルコンテンツに対応しています。
ChatGPTプラグイン「Canva」でできること
ChatGPTプラグインの「Canva」では、プロンプトに該当するCanvaの画像テンプレートを表示できます。Canva自体にもテンプレートを検索できますが、検索内容により適した画像を数点提供してくれるのがChatGPTプラグインのCanvaでできることです。
Canvaより
Canvaが提供しているテンプレートの数は膨大なので、検索欄にキーワードを入れて調べても数万点以上の候補が表示されることがよくあります。ChatGPTプラグインのCanvaを使うことで、テンプレート候補の精度が上がり、より厳選したテンプレートから選べるのが魅力です。
ChatGPTプラグイン「Canva」の使い方
はじめに、ChatGPTプラグインの「Canva」をインストールします。ChatGPTプラグインの導入方法がわからない方は、下記の記事で詳しく解説しています。
ChatGPTプラグインの導入方法と使い方を実際の画面を用いて解説ChatGPTより
インストール後はチャット画面に戻り、Canvaプラグインを選択しましょう。
次に、Canvaプラグインでテンプレートを探すためのプロンプトを入力します。今回は、Twitterのヘッダーに適した画像を例に実行してみます。
Q:twitterでAIに関する情報を発信しようと考えています。AIを発信するTwitterアカウントに最適なヘッダーの画像を教えてください。
A:TwitterでAIに関する情報を発信するためのヘッダー画像に最適なCanvaテンプレートをいくつかご紹介します。以下のテンプレートは、カスタマイズしてAIに関する情報発信に適したヘッダー画像にすることができます。
ChatGPTより
合計5つのTwitter用ヘッダー画像が表示されましたが、どれもAIっぽくないのでそのことを伝えてみます。
Q:どれも微妙なので、もっとAIっぽい画像を教えてください。
A:AIに特化したテンプレートをいくつか見つけましたが、Twitterヘッダー用のテンプレートは残念ながらありませんでした。ただし、以下のテンプレートはAIに関連しており、Twitterヘッダーに適用できるようにカスタマイズすることができます。
ChatGPTより
これらのテンプレートは元々Instagram用ですが、Twitterヘッダーのサイズに合わせて調整することができます。どれがお気に入りでしょうか?選んだテンプレートをカスタマイズして、AIに関する情報を視覚的に表現できます。
どうやらTwitter用の画像テンプレートにAIっぽいものが存在しないようです。ちょっと怪しかったので直接Canvaで調べてみましたが、ChatGPTの言う通り該当するテンプレートは見当たりませんでした。
自分が使いたいテンプレートを効率よく探せるだけでなく、理想のものがテンプレート内にあるのかどうかすぐにわかるのも便利なところですね。
ChatGPTプラグイン「Canva」に今後期待できること
現状のChatGPTプラグイン「Canva」は、テンプレートを探すことしかできません。しかし、今後ChatGPTやCanvaプラグインが進化することで、ChatGPTで指定したプロンプトに従って画像を編集できるようになることが期待できます。
ChatGPT Plus(有料プラン)で利用できる「Code interpreter」は、外部ファイルの読み込みに対応しており、プロンプトを用いて読み込んだ画像に文字を入力するという簡単な編集が可能です。
上記のように、ChatGPTでできることが月単位で増えていることから、Canvaのプラグインを使って文字入力で編集できる日が来るかもしれません。
ライターのヒトコト「便利だけど想像の範囲内」
今回紹介したCanvaプラグインは、数多くあるテンプレートの中から最適な画像を見つけるのにおすすめです。実際使ってみた感想として、詳細な条件を設定してCanva内のテンプレートから最適な画像を選びたいときにぴったりなプラグインだと感じました。
便利な部分もある反面、テンプレートを探すだけのプラグインというところで期待を上回らないプラグインだったというのも正直なところです。
これからもいろいろなChatGPTプラグインを使ってみるので、自分に適したプラグインなのか決める上での参考にしてみてくださいね!
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- AGIの進化と影響とは?ビジネスから医療まで変えるAIの未来
- Pika Labsのウェイトリストに合格したので使ってみた!特徴と動画を生成する方法を紹介。
- Googleの「VideoPoet」が凄すぎる!プロンプトや画像から動画を自動生成。動画編集の常識が変わるかも。
- 【2024年】子どもにさせたい習い事は「英語」と「プログラミング教室」が人気。将来に必要だという理由が多数。
- AIに対する問題や否定的な意見とは?各国の動きや規制について紹介