415エラー(Unsupported Media Type)とは
415エラーは、HTTPステータスコードの一種です。クライアントが送信したリクエストのメディアタイプを、サーバーが処理できない場合に返されるエラーです。このエラーは主に、APIやWebアプリケーションでデータを送信する際に、Content-Typeヘッダーの指定が不適切であったり、サーバー側が対応していない形式のデータを送信した際に発生します。
正式名称はUnsupported Media Typeであり、RFC 7231で定義されているHTTPプロトコルの標準仕様に含まれます。このエラーが発生すると、サーバーはリクエストボディの処理を拒否し、クライアント側でメディアタイプの修正が必要となることを示します。
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415エラーが発生する主な原因
Content-Typeヘッダーの指定ミスが、415エラーの最も一般的な原因となります。例えば、JSONデータを送信する際にContent-Type: application/jsonを指定すべきところを、text/plainやapplication/x-www-form-urlencodedと誤って指定してしまうケースがあります。
| 原因 | 具体例 |
|---|---|
| Content-Type未指定 | ヘッダーに何も設定していない |
| 誤った形式指定 | JSON送信時にtext/plain指定 |
| サーバー非対応形式 | XMLのみ対応のAPIにJSON送信 |
| 文字エンコード不一致 | UTF-8以外で送信 |
また、マルチパートフォームデータでのファイルアップロード時に、boundaryパラメータが欠落している場合も415エラーが発生します。サーバー側が特定のメディアタイプのみを受け付ける設定になっている場合、それ以外の形式でデータを送信すると必ずこのエラーが返されます。
JavaScriptでの415エラー対処方法
fetchAPIやAxiosを使用したHTTPリクエストでは、headersオブジェクトに正しいContent-Typeを明示的に設定することが重要です。以下のコード例では、JSON形式のデータをPOSTリクエストで送信する際の正しい実装方法を示しています。
fetch('https://api.example.com/data', {
method: 'POST',
headers: {
'Content-Type': 'application/json'
},
body: JSON.stringify({
name: '山田太郎',
age: 30
})
})
.then(response => {
if (response.status === 415) {
console.error('メディアタイプが対応していません');
}
return response.json();
})
.catch(error => console.error('エラー:', error));
Axiosライブラリを使用する場合は、デフォルトでJSON形式のデータ送信時、自動的にContent-Type: application/jsonが設定されます。しかし、FormDataオブジェクトを使用したファイルアップロードの際は、Content-Typeを手動でmultipart/form-dataに設定する必要があり、boundary値もブラウザが自動生成するため明示的な指定は不要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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