スプレッドシートのWEEKNUM関数とは
WEEKNUM関数は、Googleスプレッドシートで指定した日付がその年の何週目に該当するかを数値で返す日付関数です。関数の戻り値は1から53の範囲の整数で表示され、年間を通じた週番号管理に活用されます。
この関数では2つの週番号システムが利用可能であり、システム1は1月1日を含む週を第1週とする方式です。一方システム2は、「その年の最初の木曜日を含む週をその年の最初の週とみなし、週番号を1とします」というISO 8601標準に準拠したヨーロッパ式週番号システムを採用しています。
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WEEKNUM関数の基本構文と引数
WEEKNUM関数の基本構文は「WEEKNUM(日付, [種類])」となり、第1引数の日付パラメータには日付を含むセルの参照または具体的な日付値を指定します。第2引数の種類パラメータは省略可能で、既定値は1が設定されており、週の開始曜日と週番号システムを決定する重要な要素です。
=WEEKNUM(DATE(2023,12,25), 1)
=WEEKNUM("2023/12/25", 2)
=WEEKNUM(A1)日付パラメータに文字列で日付を直接入力する場合、エラーが発生する可能性があるためDATE関数の使用が推奨されます。種類パラメータの値により週の開始曜日が変化し、1は日曜日開始、2は月曜日開始のシステムを指定できます。
週番号システムの種類と実装仕様
種類パラメータには1から21までの数値が指定でき、それぞれ異なる週開始曜日を設定してシステム1の計算方式を適用します。システム2を使用する場合は種類に21を指定し、月曜日を週の開始日とするISO 8601準拠の計算が実行されます。
=WEEKNUM(DATE(2023,1,1), 1) // システム1、日曜開始
=WEEKNUM(DATE(2023,1,1), 21) // システム2、月曜開始
=WEEKNUM(DATE(2023,1,1), 2) // システム1、月曜開始各システムの違いは年初の週番号決定方法にあり、システム1では1月1日が含まれる週が必ず第1週になります。システム2では年の最初の木曜日を含む週が第1週となるため、1月1日が金曜日や土曜日の場合は前年の最終週として扱われることが特徴です。
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