1080iとは
1080iとは、映像信号の走査方式の一つで、垂直解像度1080本の走査線をインターレース方式で表示する規格を指します。この規格はHDTVの標準フォーマットとして広く採用されており、デジタル放送やブルーレイディスクなどで使用されています。
インターレース方式では、1フレームの映像を奇数フィールドと偶数フィールドの2回に分けて、交互に表示する仕組みが採用されています。この方式によって、伝送帯域幅を抑えながらも高解像度の映像を実現でき、放送業界で長年利用されてきた技術です。
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1080iの技術仕様と解像度構成
1080iの画面解像度は、水平1920ピクセル×垂直1080ピクセルで構成され、アスペクト比は16対9のワイド画面形式となっています。フレームレートは地域によって異なり、日本や欧州では50Hzシステムで1080i50、北米では60Hzシステムで1080i60が標準規格です。
項目 | 仕様 |
---|---|
水平解像度 | 1920ピクセル |
垂直解像度 | 1080ピクセル |
走査方式 | インターレース |
アスペクト比 | 16:9 |
フィールドレート | 50Hzまたは60Hz |
各フィールドは540本の走査線を含み、奇数フィールドと偶数フィールドが交互に表示されることによって、1080本の完全な画像が形成されます。この技術により、プログレッシブ方式と比較して、約半分のデータ転送量で高解像度映像の伝送が可能となっています。
1080iと1080pの表示方式の違い
1080iと1080pの最大の違いは走査方式にあり、1080pはプログレッシブ方式で全ての走査線を一度に表示します。プログレッシブ方式では動きの速い映像でもちらつきが少なく、スポーツ中継やアクション映画などで滑らかな表現が可能です。
比較項目 | 1080i | 1080p |
---|---|---|
走査方式 | インターレース | プログレッシブ |
表示速度 | フィールド単位 | フレーム単位 |
動画品質 | コーミングノイズあり | 滑らかな動き |
帯域幅 | 約半分 | 2倍必要 |
用途 | 放送向け | 収録・配信向け |
インターレース方式では、動きの速いシーンでコーミングノイズと呼ばれる櫛状のノイズが発生する場合がありますが、デインターレース処理によって改善できます。現代の薄型テレビには優れたデインターレース機能が搭載されており、1080i信号を受信しても高品質な映像表示が実現されています。
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