ChatSenseがGemini 2.5対応完了でセキュアな企業向け生成AI環境を強化
株式会社ナレッジセンスは法人向けChatGPTシステム「ChatSense」において、Google社の最新AIモデルであるGemini 2.5 Pro/Flashへの対応を2025年5月27日に完了したと発表した。ChatSenseはセキュアな環境でChatGPTやClaude 3を活用できる企業向けサービスとして、東証プライム上場企業や国内最大級の総合大学を含む500社以上の大手企業等に導入されている。
対応完了したGemini 2.5 Proは拡張思考モードを備えたハイブリッド推論モデルで、OpenAI社の「o」シリーズのような深い思考とGPT-4oのような瞬発的な回答を使い分けることが可能だ。またGemini 2.5 Flashについても約100万文字まで入力可能な高性能モデルとして提供され、企業ユーザーがより良い生成AIモデルを比較検討する際の選択肢が拡大している。
新しいモデルは管理者への配慮からデフォルトでは組織全体で利用不可の状態となっており、管理画面での設定により即日利用開始が可能となる仕組みだ。エンタープライズプラン・ビジネスプランの全顧客に対して本日中に段階的にリリースされ、基本料金は税抜980円から変更されない形で提供される。
ChatSenseで利用可能なGemini 2.5シリーズの機能詳細

PR TIMESより
| Gemini 2.5 Pro | Gemini 2.5 Flash | |
|---|---|---|
| 推論モード | ハイブリッド推論(拡張思考モード搭載) | 高速処理 |
| 入力可能文字数 | - | 約100万文字 |
| 特徴 | 深い思考と瞬発的回答の使い分け | 高性能モデル |
| 優位性分野 | 数学・物理学・コーディング | 数学・物理学・コーディング |
| デフォルト設定 | 利用不可(管理画面で設定変更必要) | 利用不可(管理画面で設定変更必要) |
trends編集部の一言
ChatSenseがGemini 2.5シリーズに対応したことで、企業が最新のAI技術をセキュリティを保ちながら活用できる選択肢が大幅に広がった点は非常に価値が高い。特にGemini 2.5 Proのハイブリッド推論機能は、複雑な業務課題に対して深い思考が必要な場面と迅速な回答が求められる場面を使い分けることができるため、企業の多様な業務シーンに柔軟に対応できるだろう。
デフォルトで利用不可の設定にすることで管理者が組織のセキュリティポリシーに応じて段階的に導入できる仕組みも、企業における生成AI導入の慎重さを重視した配慮として評価できる。基本料金を変更せずに最新のAIモデルを提供する姿勢は、既存顧客にとって大きなメリットとなり、生成AI活用の更なる促進につながることが期待される。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【Python】df'DataFrame)とは?基本的な使い方やデータ操作について解説
【Python】指定のファイルがあれば削除する方法
【Python】selenium以外でブラウザ操作を行う2つの方法
【アバター生成AI】AKOOLの使い方。料金プランや安全性、解約方法まで詳しく解説
GeminiとChatGPTを徹底比較!機能・料金・得意分野をわかりやすく解説
ITやプログラミングに関するニュース
ブランドクラウドがナレッジリンクスAIβ版を提供開始、RAG技術で社内ナレッジ活用の業務効率化を実現
MicrosoftがAzure AI FoundryでResponses APIの新機能を公開、MCP Server SupportとImage Generation機能で開発体験が向上
MicrosoftがAzure AI Foundry MCP Server May 2025アップデートをリリース、Models・Knowledge・Evaluation機能を追加し開発者の生産性向上に貢献
MicrosoftがVisual Studio 2022 17.14でAddress Sanitizer機能を強化、メモリ安全性とXbox対応が向上
デジタル庁が行政向け生成AI調達・利活用ガイドラインを策定、CAIO制度導入で政府のAI活用が本格化
