株式会社四次元ポケットは、企業のブランド運用を支援する新サービス「4D」シリーズの提供を開始しました。
「4D」シリーズ開発の背景にあるブランド判断の属人依存
生成AIの普及により、文章作成やデザイン制作、資料作成の多くが効率化されました。その一方で、AIを使えば使うほど発信内容や制作物が似通ってしまい、企業やデザイン制作会社ごとの個性が失われやすくなっています。
背景には、複数の共通課題があります。ブランドの判断基準が経営者や一部の担当者の感覚に依存していること、担当者や外部パートナーが変わるたびにトーンや品質がブレること、自社の約束を言葉で説明できず、判断基準が共有されていないという点です。
株式会社四次元ポケットは、ブランドを「一度つくって終わるもの」ではなく、日々の発信・制作の中で使い続ける運用資産として捉え直しました。その判断基準を言語化してAIやテンプレートに落とし込む「4D」シリーズを開発した背景には、この考え方があります。
「4D」シリーズの構成と独自の4ステップ
「4D」シリーズは、DiscoverやDefine、Design、Deployという独自の4ステップで構成されるサービスです。この4ステップを通じてブランドの共通言語をつくり、日常業務で使える仕組みに落とし込みます。
展開される2ラインのサービスは、以下の通りです。
- 4D Brand Strategy|中小企業向けのブランド言語化・判断基準整備
- 4D Brand Engine|デザイン制作会社向けのAI・ワークフロー展開支援
「4D Brand Strategy」は、経営者や一部の担当者の頭の中にある想いや文化を言語化し、社内で共有できる判断基準として整備します。採用広報やSNS発信、営業資料など、社内担当者が自社の文化に基づいたアウトプットを生み出せる状態をつくることを目的とするサービスです。料金は150万円〜550万円(税別)で、月次顧問プランも用意されています。
「4D Brand Engine」は、代表者やベテラン担当者の判断基準やトンマナ、確認観点をAIやプロンプト、ワークフローとしてチームに展開します。人が辞めても知識が残り、チーム全員が一定の品質でアウトプットを出せる状態を目指す設計です。料金は80万円〜200万円(税別)で、月額運用費も設定されています。
「4D」シリーズの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社四次元ポケット |
| サービス名 | 「4D」シリーズ |
| 展開ライン | 2ライン(4D Brand Strategy/4D Brand Engine) |
| 構成ステップ | 4ステップ(Discover→Define→Design→Deploy) |
| 4D Brand Strategy 料金 | 150万円〜550万円(税別)/月次顧問プランあり |
| 4D Brand Engine 料金 | 80万円〜200万円(税別)/月額運用費あり |
| 運用支援オプション | BQA Retainer(月次サポート) |
| 所在地 | 福岡県福岡市中央区天神3-8-13 GREATLEAP 2F&3F |
| 設立 | 2014年9月3日(2012年創業) |
| 代表者 | 代表取締役 永野研太氏 |
| URL | https://yonpoke.co.jp/ |
trends編集部の一言
ブランドの判断基準が「担当者の感覚」に依存している状況は、製造業や医療に限った話ではなく、マーケティングの現場でも日常的に起きています。業界全体としては、AIが普及するほど「何を根拠に承認するか」という判断基準の言語化が求められており、「4D」シリーズは、その課題への直接的な応答と言えるでしょう。
マーケティングの文脈に置き換えると、ブランドガイドラインを整備しても現場で使われなければ形骸化するという問題は広く共有されてきました。DiscoverやDefine、Design、Deployという4ステップでAIプロンプトやテンプレートに落とし込む設計は、「つくって終わり」にしない運用継続の仕組みです。ブランド管理の運用定着が課題となる場面では、こうした仕組み化への関心が高まる可能性があります。
References
- ^ PR TIMES. 「AI時代のブランド運用を標準化。四次元ポケット、『4D』シリーズの提供を開始 | 株式会社四次元ポケットのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000186114.html, (参照 26-07-07).
