株式会社デジタルゴリラは2026年7月1日(水)、法人向けAI学習プラットフォーム「デジゴリAIラーニング」の正式提供を開始しました。
デジゴリAIラーニングが応えるAI導入定着の課題
AIを導入する企業が増える一方、「研修は受けたのに現場では使われていない」という声は絶えません。株式会社デジタルゴリラは、全国約100社のAI導入を支援する中で、ツールの導入だけでAIが社内に定着する例は多くないという実態を繰り返し目にしてきました。定着のカギは、社員一人ひとりが前向きにAIを学び、使い続けられる環境です。
デジゴリAIラーニングの最大の特徴は、教材をつくる人にあります。一般的な学習サービスでは教材制作の専門家が講座を設計しますが、デジゴリAIラーニングでは企業のAI導入を現場で支援する営業担当やCSコンサルタント、講師など、現場に立つメンバーが自ら制作しています。現場で繰り返し聞かれてきた質問やつまずきの場面を起点に、教材を設計した仕組みです。
制作の中心を担うのは、AI業界で実績を重ねてきたメンバーです。取締役の千葉 勇志氏は、AI研修・講演を累計100回以上行い、参加者500名規模の「東北AI維新カンファレンス2026」を主催しました。宮城県や宮城大学、山形大学などの講座にも登壇してきた実績があります。
CAIO(最高AI責任者)の安永 智也氏は、これまで延べ1万人に生成AI講座を、延べ1,000人にClaude Code研修・指導を行いました。Anthropic社が認定する公式アンバサダー、「Claude Community Ambassador(東北地区)」にも就任しています。
動画・ライブ研修・コミュニティ機能
デジゴリAIラーニングでは、1本10分前後の動画教材を用意しています。いつでも疑問を投稿できる質問掲示板と、管理者向けの専用進捗ダッシュボードが基本構成です。
管理者は、部署ごとの受講状況を把握しながら、社内へのAI活用を広げられます。契約企業の担当者・受講者は、企業の枠を越えて成功事例・失敗事例を共有できるSlackコミュニティにも参加できます。月2回のライブ研修や管理者向けの活用支援は、プランに応じた提供内容です。
約180本の教材の中でも、二つの領域に強みがあります。主な特徴は次の通りです。
- AIエージェント(指示に基づいて複数の作業を自律的に進めるAIアシスタント)の実務活用:Claude CodeをはじめとするAIエージェントを使いこなし、業務の進め方そのものを見直すところまで学べる
- 経営層向け人事評価カリキュラム:AIを使いこなす人材の評価や人事制度への組み込みを経営層が学べる講座を収録
- 対応AIの幅広さ:ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft 365 Copilotの4ツールに横断対応
コンテンツ数の内訳は4ツール横断51・Claude Code10・セキュリティ18をはじめとする約180本で、新コンテンツは定期的に追加されます。業種別・職種別のカスタムカリキュラムは、GROWTHプラン以上で利用できます。
デジゴリAIラーニングの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社デジタルゴリラ |
| 所在地 | 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目5-22 |
| 代表取締役 | 菊池 習平氏 |
| 設立 | 2021年7月28日 |
| サービス名 | デジゴリAIラーニング |
| 提供開始日 | 2026年7月1日(水) |
| コンテンツ数 | 約180本(4ツール横断51・Claude Code10・セキュリティ18 ほか) |
| 対応AI | ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft 365 Copilot |
| プラン・月額(税抜) | STARTER:5万円(15名まで)/GROWTH:15万円(30名まで)/PARTNER:40万円(50名まで)/ENTERPRISE:個別相談(51名以上) |
| 基本機能 | 動画教材・質問掲示板・受講状況ダッシュボード |
| PARTNER以上の主な機能 | 業種別・職種別カスタムカリキュラム/月2回ライブ研修・管理者向け活用支援(GROWTH以上)/専属コンサル・AI活用ロードマップ・導入戦略支援立案(PARTNER以上)/専任体制・契約条件の個別調整(ENTERPRISE) |
trends編集部の一言
延べ1万人への生成AI講座、延べ1,000人へのClaude Code研修という数字は、単なる実績アピールではなく、教材設計の根拠として、機能している点に注目しました。業界全体としては、ツール導入後に活用が一部のメンバーにとどまる「定着率の壁」は、マーケティング業界を含むBtoB領域で繰り返し語られてきたテーマです。
マーケティングの文脈に置き換えると、MAツールやBIツールを導入したものの「存在を知っている社員」と「業務フローに組み込んで使いこなしている社員」に分かれる状況は、多くの組織が共通して抱える構造的な課題といえます。「現場で繰り返し聞かれた質問を起点に設計する」というアプローチは、業界横断で求められてきた学習設計の方向性と一致しています。
AI人材の評価・人事制度を経営層が学べるカリキュラムを同一サービス内に組み込んでいる点も、業界の動向として注目しておく価値がある取り組みです。AIの組織定着を本気で支援しようとする設計がうかがえます。
References
- ^ PR TIMES. 「全国約100社のAI導入を支援してきた“現場の当事者”が自ら制作──仙台発の法人向けAI学習サービス「デジゴリAIラーニング」7月1日提供開始 | 株式会社デジタルゴリラのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000120231.html, (参照 26-07-02).
