株式会社セキュアヴェイルは、次世代SOCサービス「AI-SOC」においてパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールPA-400シリーズへの対応を果たし、「AI-SOC for PaloAlto」をリリースしました。
AI-SOC for PaloAltoリリースの背景
「AI-SOC」は、株式会社セキュアヴェイルが創業期から25年にわたって蓄積したセキュリティ運用のノウハウをAIに継承し、SOCの無人化と低価格化を実現した次世代SOCサービスです。現行ラインアップには、FortiGateの通信ログを分析して不正アクセスや内部からの不正通信による情報流出の可能性などを検知する「AI-SOC for FortiGate」が含まれます。Microsoft 365の監査ログを分析してセキュリティリスクの高い事象を検知する「AI-SOC for Microsoft 365」もラインアップし、セキュリティ対策がサイロ化して負担が増大するIT運用担当者の業務を支援するサービス群となっています。
昨今は、企業規模を問わずインターネットのビジネス活用が進み、経済産業省が「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」を進めるなど、サイバーセキュリティの強化が重視されてきました。一方で、中小規模企業では情報担当者やセキュリティ担当者が不在のケースが多く、導入したセキュリティ装置の管理がベンダー任せになったり、必要なログ管理ができないといった課題が実状として広く存在します。
AI-SOC for PaloAltoのメリットと対象機器
新たにリリースした「AI-SOC for PaloAlto」は、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールPA-400シリーズを対象に、通信ログをすべて収集・分析します。外部からの不正アクセスや内部の不正通信による情報流出の可能性などを検知し、アラート通知を行いました。サービス提供対象機器はPA-410、PA-415、PA-440、PA-445、PA-450です。
本サービスが提供するメリットは、以下の通りです。
- 低価格でのサービス提供(月額36,000円)
- 24時間365日の監視サービスの提供
- インターネット利用によるログ収集・保管
- AIによるログ分析機能によるセキュリティアラート通知
- 月次分析レポートの提供
オプションとして、ログ調査ポータルと長期ログ保管も提供されます。エンドユーザーへの直接販売に加え、販売パートナーの募集も開始しています。
AI-SOC for PaloAltoのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | AI-SOC for PaloAlto |
| サービス区分 | 次世代SOCサービス |
| 対象機器 | PA-410、PA-415、PA-440、PA-445、PA-450 |
| 月額料金 | 月額36,000円 |
| 監視体制 | 24時間365日 |
| AIログ分析 | 株式会社LogStare開発のAI機能を活用 |
| 統合サービス | NetStare(SOCおよびNOC双方を提供) |
株式会社セキュアヴェイル会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社セキュアヴェイル |
| 証券コード | 3042 |
| 本社 | 大阪市北区 |
| 代表取締役社長 | 米今政臣氏 |
| 設立 | 2001年 |
| SOC運用実績 | 20年以上 |
trends編集部の一言
月額36,000円で24時間365日のSOC監視を提供できる水準まで低価格化が進んだ点は、中小企業向けSOC市場における価格競争の進展を示す水準です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、導入コストの低下によって試験導入のハードルが下がる傾向は業界横断で広がっており、セキュリティ領域でも同様の動きが定着しつつあると捉えられます。
25年分のSOC運用ノウハウをAIに継承するという設計思想は、単なる自動化の話ではなく、専門人材の不足という構造的な課題への一つの応答です。中小企業向けSOC市場全体としては、経済産業省がサプライチェーンセキュリティの評価制度を進めている文脈を踏まえると、低コスト・高頻度の監視サービスが調達基準や取引先評価の観点でも比較検討される動きが加速していく局面と読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「セキュアヴェイルの次世代SOCサービス『AI-SOC』がPaloAlto PA-400シリーズに対応 | 株式会社セキュアヴェイルのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000038758.html, (参照 26-06-09).
