Cascade株式会社は、AI広告最適化ツール「Cascade」においてShopify・Shoplineとの連携機能の提供を開始しました。
Cascadeが解決を図る広告と店舗データの分断という課題
EC・D2C企業の多くは、GoogleやMeta、TikTokなどの広告プラットフォームと、Shopifyなどのプラットフォームのデータを別々のツールで管理しています。費用対効果を正確に把握しようとすれば、複数のダッシュボードを手動で突き合わせる作業が発生し、多大な工数と分析の遅れを生んでいました。
「広告を打っているのに、どの商品が・どのチャネルから・どれだけ売れたのか、すぐに分からない」という状況が、EC担当者の共通の悩みとして広く存在してきました。Cascadeは今回のアップデートにより、この課題を根本から解決します。
CascadeのShopify・Shopline連携で把握できるECデータの全容
今回の連携により、「Cascade」上でECビジネスのデータをリアルタイムで確認できるようになりました。主な対応機能は次の通りです。
- 注文数・売上・金額合計の推移を一覧確認する売上トレンド把握
- 商品・SKU別に売上金額・返品率・コンバージョン率などを横断可視化
- 在庫切れまでの残り日数を自動算出する在庫アラート
- 購入頻度・累計購入金額をもとにした顧客LTV分析
- チャネルごとのセッション数・注文数・コンバージョン率の比較
上記に加え、返品率や送料コストを商品・カテゴリ単位で把握する機能と、セット購入ランキングによってクロスセル・バンドル施策の立案を支援する機能も提供します。「売れている商品」だけではなく「利益に貢献している商品」を即座に特定できる点が特徴です。
Cascade株式会社の概要と今後の展開
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | Cascade株式会社 |
| 代表者 | 宮内 和貴 |
| 本社 | 東京都渋谷区渋谷一丁目1-3 アミーホール |
| 設立 | 2025年2月 |
| 事業内容 | Cascadeの開発・運用、AIの開発受託、マーケティングコンサルティングサービス |
| 連携対象 | Shopify、Shopline |
| 広告プラットフォーム | Google、Meta、TikTok |
| 追加検討中の媒体 | BASE、ColorMe |
| URL | https://cascaded.ai |
trends編集部の一言
広告費を投下しながら「どの商品が・どのチャネルで・どれだけ売れたか」をリアルタイムに把握できないという状況は、EC事業者に限らず、マーケティングの現場でも広く語られてきた課題です。複数ツールの突き合わせに費やされる工数は、本来ならば戦略立案に使われるべき時間でした。
広告データと店舗データを一画面で管理できる仕組みは、業界を問わず、PDCAの回転速度に直結するテーマです。マーケティング業界の文脈に置き換えると、データの統合管理基盤への需要は広告運用・コンテンツ施策を問わず業界横断で高まっており、こうした広告と店舗データの統合分析の流れは業界全体のスタンダードになりつつあると言えます。
代表の宮内 和貴氏が「データを見る時間を削減し、戦略を考える時間を増やす」と述べている点は、EC業界全体としても、データドリブンな意思決定基盤の整備が加速しているという動向と軌を一にする動きです。今後BASEやColorMeなどへの連携拡張が進めば、対応できるEC事業者の幅はさらに広がります。
References
- ^ PR TIMES. 「AI広告最適化ツール「Cascade」、Shopify・Shoplineとの連携を開始。EC・D2C企業の"広告×店舗データ"を一元管理し、売上最大化を支援 | Cascade株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000172820.html, (参照 26-06-05).
