アドイノベーション株式会社は2026年6月1日、広告運用AIエージェント「ラクアド AI」のβ版提供および一般企業向けの受付を開始しました。
ラクアド AIが備える4つの主な機能
「ラクアド AI」の主な特徴は以下の4点です。
- 会話型広告運用(チャット UI)でSlackなどから自然言語で操作
- 各媒体のAI最適化機能を前提とした分析・改善提案
- Google 広告・Meta 広告・Apple Search Adsを横断した予算アロケーション
- Apple Search Adsのキーワード管理・入札調整・レポート作成をAIがサポート
Slack などのチャットツール上でAIと対話するだけで、広告データの確認からパフォーマンス分析、運用作業の実行まで対応します。
同社は「人がダッシュボードを操作するのではなく、AIと会話することで広告運用が行える世界」をビジョンとして掲げました。設定から実行まで最短10分で完了でき、改善提案をAIが自動で提示します。
料金は、導入からはじめの2カ月間が無料で、3カ月目以降は広告売上の5%です。対象は、アプリマーケティングを行い、Google 広告・Meta 広告・Apple Search Ads を活用している企業です。AIを活用した次世代の広告運用をリスクなく早期に導入したい企業も対象としています。
ラクアド AIの一般提供開始の背景と今後の展開
一般提供開始の背景には、媒体横断運用の負荷増大がありました。一部の先行導入企業を対象にクローズド版を提供し、初期フィードバックをもとに会話精度やコア機能のチューニングを進めてきた経緯があります。実ビジネスでの運用に耐えうるフェーズに達したと判断し、今回の一般提供開始に至りました。
今後の対応媒体として、次のプラットフォームへの順次対応を予定しています。
- TikTok 広告
- X広告
- LINE 広告
- AppLovin
- Adjoe
- Moloco
- Liftoff
- Zucks
- SKYFLAG
- Mintegral International Limited
- Unity Ads
- ironSource
より多くの広告媒体を横断したAIによる広告運用支援の実現を目指しています。
また、2026年6月3日(水)にベルサール渋谷ガーデンで開催される「GAME FUTURE SUMMIT 2026」では、アドイノベーション株式会社が企業ブースを出展する予定です。1,500名以上のゲーム業界関係者が集うこのイベントで「ラクアド AI」の初お披露目を行います。「はじめの2カ月間無料」となる先行契約受付のほか、実機デモや導入相談も実施する予定です。
ラクアド AIのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | アドイノベーション株式会社 |
| サービス名 | ラクアド AI |
| カテゴリ | 広告運用AIエージェント |
| 提供形態 | β版・一般提供 |
| 料金 | はじめの2カ月間:無料 / 3カ月目以降:広告売上の5% |
| 対応媒体 | Google 広告、Meta 広告、Apple Search Ads |
| 主なインターフェース | Slack などのチャットツール |
| 対象企業 | アプリマーケティングを行っている企業 |
| 所在地 | 東京都目黒区上目黒2-9-1 中目黒GS第1ビル 6F |
| 代表者 | 代表取締役会⻑ 石森博光氏、社⻑執行役CEO 小山隼司氏 |
| 設立 | 2010年3月 |
| 資本金 | 1億円 |
trends編集部の一言
「はじめの2カ月間無料・3カ月目以降は広告売上の5%」という料金体系は、初期費用なしで成果連動型に移行できる構造です。広告運用AI領域では、成果連動型料金モデルの採用が増えつつあります。AI導入のハードルを下げる方向への業界シフトが続いており、参入障壁の低下が市場拡大を後押しする流れとなっています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、複数媒体をまたいだレポート作成や予算配分の見直しは、運用担当者が毎回時間を割いてきた典型的なボトルネックでした。チャット上の自然言語指示だけで媒体横断の分析と予算アロケーションを支援できる設計は、業界全体で語られてきた「運用工数の構造的削減」という課題への一つの回答と読み取れます。
対応媒体が、TikTok 広告やLINE 広告など国内主要媒体を含む形で順次拡張される点も、実用性の広がりを裏付けています。アプリマーケティング領域における広告運用AI化の動きとして、今後の市場動向が注目されるところです。
References
- ^ PR TIMES. 「広告運用AIエージェント「ラクアドAI」の一般提供を開始 | アドイノベーション株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000006204.html, (参照 26-06-01).
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