株式会社グッドツリーは2026年6月1日、クラウド型介護ソフト「ケア樹(介護老人福祉施設版)」ユーザー向けに、ケアプラン作成業務を支援する「フクロウ|AIケアプラン作成支援」の提供開始を発表しました。
フクロウ AIケアプラン作成支援の開発背景
介護現場では慢性的な人材不足が深刻化する一方、ICT活用による業務効率化やケアの質向上へのニーズが高まっています。株式会社グッドツリーは、「ケア樹Free」「ケア樹Pro」「ケア樹Enterprise」のラインナップを順次拡充してきました。2025年からは「AI×データ活用」を軸とした新たな取り組み「DataBiz(データビジネス)」を開始し、AIサービスの展開を加速しています。
「フクロウ|AIケアプラン作成支援」はDataBiz(データビジネス)の第3弾の位置づけです。第1弾の「ケアコ24(AIサポートチャット)」、第2弾の「Caeru(AI診断×DX推進支援)」に続く展開となります。ケアプラン作成にかかる時間や文章作成の負担を軽減し、ケアマネジャーが利用者理解や支援内容の検討により、多くの時間を使えるよう支援することを目的としています。
フクロウ AIケアプラン作成支援の主な特長
「フクロウ|AIケアプラン作成支援」の主な特長は、以下の4点です。
- 利用者状況に合わせたケアプラン第1表・第2表の文案作成
- 作成ボタンを押して数十秒から3分程度で文案が完成
- AIが異なる視点や表現の気づきをサポート
- メッセージ指示による文面の修正・調整に対応
全社協方式や包括的自立支援など、各種アセスメント情報を参考にした文案作成を支援します。作成された文案はあくまでたたき台であり、最終的な確認・修正はケアマネジャーが行う必要があります。AIへのメッセージ指示で表現の変更や内容の整理も行えるため、文章の修正や内容整理にも対応しています。
フクロウ AIケアプラン作成支援の先行利用評価と料金プラン
特別養護老人ホーム4施設の施設長・ケアマネジャー等に先行利用いただきました。回答者全員がケアプラン作成時間の削減を実感しており、文章品質についても「非常に良い」または「良い」と評価されています。
先行利用者からは、「アセスメント内容をもとに、文案が作成されるため、ケアプラン作成のたたき台として活用しやすい」との声が寄せられました。「自分では思いつかない表現や視点があり、内容を見直すきっかけになる」という評価も得られました。
「ケア樹Enterprise」および「ケア樹Pro」では、既存のご利用料金に含まれます。「ケア樹Free」の場合は施設パックに含まれ、施設パックのご契約がない場合は月額5,500円(税込)のオプション費用がかかります。
回答者全員がケアプラン作成時間の削減を実感したという先行利用の結果は、数字として、素直に注目に値するものです。情報を入力するだけで数十秒から3分程度でドラフトが生成される仕組みは、業種を超えた活用可能性を示唆しています。
フクロウ AIケアプラン作成支援の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | フクロウ|AIケアプラン作成支援 |
| 提供開始日 | 2026年6月1日 |
| 対象ユーザー | ケア樹(介護老人福祉施設版)ユーザー |
| 文案作成時間 | 数十秒から3分程度 |
| 参考にするアセスメント情報例 | 全社協方式、包括的自立支援 など |
| 料金(ケア樹Enterprise・Pro) | ご利用料金に含まれる |
| 料金(ケア樹Free・施設パックなし) | 月額5,500円(税込) |
| 会社名 | 株式会社グッドツリー |
| 所在地 | 宮城県仙台市泉区泉中央 1-7-1 泉中央駅ビル 4F |
| 代表者 | 代表取締役 西原 翼氏 |
| 資本金 | 9,900万円 |
| 設立 | 2005年 1月 |
| URL | https://GoodTree.JP |
trends編集部の一言
介護DX領域全体としては、AIを補助的に活用する設計が主流になりつつあります。AIが「文案を提示しケアマネジャーが判断する」という役割分担を明確にしている点は、業界全体としての実務導入のあり方として、参考になる事例です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、AIが複数の視点や表現の選択肢を提示し担当者が最終判断を下す形は、創造性と効率の両立を模索する流れとして定着しつつあります。業界横断で「AIは提案、人間は決定」という設計思想が広がっている点で、介護領域の取り組みとしても注目に値するのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「ケアプラン作成時間を削減し、ケアの質向上へ「フクロウ|AIケアプラン作成支援」提供開始 | 株式会社グッドツリーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000022742.html, (参照 26-05-28).
