【時間がない人向け】記事の3行要約
- LogitechがMeta QuestのMR環境向けスタイラスペン「MX Ink」を発表
- MX InkはMR環境での正確な制御を実現
- MX InkはMeta Quest 3とQuest 2に対応
LogitechがMeta Quest(メタクエスト)のMR向けスタイラスペンMX Inkを発表
Logitechは、Meta QuestのMR環境向けスタイラスペン「MX Ink」を発表した。MX Inkは、2Dスタイラスのなじみ深さとMRユーザーが期待するトラッキング精度を兼ね備えた、Meta Quest 向けの初のMRスタイラスとなる。[1]
MX Inkは、Meta Questヘッドセットがペアリングされた2台以上のコントローラーを同時にサポートする初の製品で、 MX InkとMeta Questコントローラーとの切り替えを可能にする。ペアリングはMeta Questアプリを通じて行われ、Meta Quest 3とQuest 2に対応する。
MX Inkは、Painting VR、ENGAGE XR、OpenBrush、Arkioなどのアプリケーションで、圧力感知のペン先により紙に書くようなナチュラルな書き心地と細部まで逃さない描画を実現する。また、Gravity SketchやAdobe Substance 3D Modelerなどの3Dソフトウェアでは、圧力の強弱でラインや筆跡の太さを制御できる。
Realize MedicalのElucisなど複数のMRアプリがMX Inkをサポート
MX Inkは、ShapesXRにおいて3Dでの直感的な作成を可能にし、Realize MedicalのElucisでは手術計画に重要な精度をもたらす。書き心地をさらに高めるために、摩擦のないライティング環境を提供するMX Matと組み合わせる事も可能だ。
MX Inkは現在、Gravity Sketch、ShapesXR、ENGAGE XR、Adobe Substance 3D Modeler、Arkio、Realize Medical、Painting VR、Gesture VR、OpenBrushといった複数のMRアプリケーションによってサポートされている。開発者はMX Inkをアプリに統合するためのデベロッパーキットを申請できる。
MX Ink、MX Ink + MX Inkwell Combo、MX Matは今年後半にLogitech、Meta、Amazonのウェブサイトを通じて発売予定だ。MRにおけるクリエイティビティと生産性を高める新たなツールとして、MX Inkに大きな期待が寄せられていることは間違いない。
trends編集部「K」の一言
MX Inkの登場は、没入型の3D空間における創作活動のあり方を大きく変える可能性を秘めている。手元のペンの感触をそのままバーチャル空間に持ち込むことで、デジタルでありながら現実のような感覚でのドローイングやモデリングが可能になるからだ。これにより、アーティストやデザイナーの創造プロセスがよりナチュラルで直感的なものになるに違いない。
また、MX Inkは手術計画などの高度なシミュレーションの分野でも威力を発揮するだろう。MR空間内で精密な操作が行えることで、手術前の入念なリハーサルやリアルタイムでのフィードバックが可能になる。これは術式の改善や合併症の予防につながり、医療の質と安全性の向上に寄与することが期待される。
一方で、MX Inkを活用するためにはMRデバイスの更なる普及が欠かせない。MetaやLogitechだけでなく、多様なプレイヤーがハードウェアとソフトウェアの両面から参入し、クリエイター向けのツールやコンテンツを充実させていくことが求められるだろう。ペンの書き心地など、ユーザー体験の継続的な改善も重要なポイントとなる。
MX Inkは、没入感と操作性を兼ね備えたMRならではのインプットデバイスとして、創造性を解き放つ新たなカギを提供してくれる。これからのMR市場の動向とともに、私たちの創作スタイルがどのように変化していくのか、目が離せない。MX Inkが切り拓く未来に思いを馳せずにはいられない。
References
- ^ logitech. 「Bring Familiarity and Precision to Mixed Reality with Logitech MX Ink, a Stylus for Meta Quest | logi BLOG」. https://blog.logitech.com/2024/06/17/bring-familiarity-and-precision-to-mixed-reality-with-logitech-mx-ink-a-stylus-for-meta-quest/, (参照 24-06-20).
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